【鬼滅の刃】雷の妹の秘密

4.雀の兄弟 ページ5

どうやら生き残ったのは、私を含めて６人だけらしい。

A「炭治郎遅かったね」

炭治郎「強い鬼と戦ってて...倒すのに時間がかかったんだ」

全員が揃ってから、女の子がこれからのことを説明してくれた。隊服を作るために寸法を測り、自分用の鎹鴉を用意してもらって日輪刀の玉鋼を選ぶことを聞いた。

女の子が手を叩くと、みんなの肩には烏がとまっていた。しかし、兄さんと私の肩にとまったのは烏ではなく雀だった。

善逸「なんか...俺、烏じゃなくて雀なんだけど」

A「兄さん、私も雀」

善逸「何でだ？鬼とちゃんと戦ってていなかったからか？でも、Aはちゃんと戦っていたし...」

A「結構この子たちかわいいよ？」

この雀は兄弟なのだろうか。兄さんの雀と比べると、私の雀の方が一回り小さい気がする。さっきから２匹でじゃれあっているのが微笑ましい。

女の子「次に日輪刀の材料になる玉鋼を選んでください」

並べられた玉鋼はどれも同じように見えて、違いが全くわからない。

善逸「どれも同じなんじゃないか？」

A「そうかな？炭治郎はどれにする？」

炭治郎「俺は...これにする」

善逸「じゃあ、俺はこれで」

A「何か、自分と合う玉鋼っていうのがわかればいいんだけど...」

匂いを嗅いでみても目を閉じてみても、何も感じられなかった。

A「...うわっ！」

突然、肩にとまった私の雀が飛び出していった。どうやら玉鋼を一つ一つ見比べているようだ。
しばらく経ってから、１つの玉鋼をつついた。

A「これにします！」

女の子「わかりました。では、後日日輪刀を送らせていただきます」



それから解散して、みんな家に帰っていった。

善逸「よかったら、こっちに遊びに来てみるか？」

A「ありがとう。でも、師範のことが心配だからできるだけ早く帰りたいんだ」

善逸「そうか。気を付けて帰れよ」



家に帰る途中に町がある。金平糖でも買って帰ろうかな...

A「あのお店の金平糖おいしいんだよね...」







数時間後の私は、寄り道をしたことを後悔する

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