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めめに支えてもらった阿部ちゃんはすぐに彼から離れようとしたけれど、めめの力のほうが強くて大人しくソファーに連れて行かれた。
いつの間にか死んでた佐久間も生き返っており、今は両隣にめめと佐久間、反対側には舘さんと康二とラウが座って阿部ちゃんを囲んでいる。

俺と照となべもソファーには座っていないものの、その近くに集まっていた。
みんな阿部ちゃんが心配だから。阿部ちゃんの話を聞くために。


阿「……ねえ、圧がすごいよ」
「そりゃそうだろ、倒れそうになったのどこの誰ですか」
阿「俺、ですけど。でもそんな心配されるまでのことじゃないっていうか、」
岩「阿部、立ちくらみなんて普段ならないだろ」
阿「いやまあ、そうですけど……眠、かった、というか」
渡「嘘つけ」
宮「嘘だね」
阿「おぉ…ゆり組…!」
ラ「ねえ、あべちゃん何か隠してるなら言って?」
阿「何も隠してないよぉ…」
佐「今日ずっと様子おかしかったのと関係あるじゃん絶対!」
阿「うっ…それはぁ…」
目「…阿部ちゃん、体調良くないでしょ」
阿「ば、っ!!」


めめの一言に明らかクロの反応を示す阿部ちゃんを見て、俺含むメンバーは眉を顰めた。
当事者である阿部ちゃんはめめに向かって、なんで言うんだよ、分かってたとしても言うなよ馬鹿じゃないの本当に、などと文句を言いつつ俺たちの表情を見て項垂れていた。


阿「…別に、隠してたわけじゃなくって」


そこまで酷い体調不良なわけじゃないし、ただちょっと貧血気味かもしれないなあってくらいだったから、言わなくてもいいかなって。


阿「ただ、なんか、…調子良いわけじゃなかったから、なんか、それにあやかってと言いますか、」


わざといつもの俺じゃない俺になってた感は、あります。…迷惑かけてごめんね。
そう言って申し訳なさそうな顔をする阿部ちゃんに、体調が悪いのを隠されていたことに対して怒る気にもなれなかった。


ラ「じゃあ要するに、ちょっと具合悪いからお兄ちゃんたちに構ってもらおう!ってなってたわけだ」
阿「う、うん、まあ…」
ラ「え〜〜〜あべちゃんかわいい〜〜!!」
向「あべちゃん俺たちにも構ってぇ〜って来てやあ!いつでもぎゅーぎゅーしたるのに!」


ラウと康二の賑やかな声で、少しだけピリッとした空気からいつもの柔らかい落ち着く雰囲気になった気がした。
阿部ちゃんもそれが分かったのか、いつもの笑顔を見せてくれていた。

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同期ゆり組担 - さんかっけいさん、ありがとうございました。とてもおもしろかったです!投稿、お疲れ様でした。 (2023年3月21日 20時) (レス) id: ecb79bbb8a (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - 同期ゆり組担さん» リクエストありがとうございます。書かせていただきました!若干内容の差異はあるかと思いますが、ご満足いただけると幸いです! (2023年3月21日 16時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
同期ゆり組担 - またもや、リクエストよろしいでしょうか? あべちゃんが5人のお兄ちゃん達にわがままを言いまくって困らせてかまってもらう、というお話が見たいです。細かい設定はお任せします!よろしくお願いします! (2023年3月6日 23時) (レス) id: 67b27e02af (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - 同期ゆり組担さん» こちらこそありがとうございました! (2023年2月23日 12時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - Mさん» ご感想ありがとうございます(^^♪ 励みになります! (2023年2月23日 12時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さんかっけい | 作成日時:2023年1月28日 3時

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