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次の日。
その日はとある雑誌の撮影があった。テーマは冬に関連しているもので、今日は俺と舘さんの撮影のみ行うことになっている。
他のメンバーは別日に撮ることになっていて、楽屋はもちろん俺と舘さんの2人しかいない。
いつも騒がしい佐久間とか康二がいないだけで空気が違うもんだなと思いながら、俺は少し固めのソファーに腰かけていた。
テーブルを挟んで俺の斜め前に座って置いてあったファッション雑誌を読んでいる舘さん。
まだ朝だから少し眠たそうで、途中途中あくびを噛み殺そうとしてしきれていないのがわかる。
そんな俺も昨日はいつも通りそんなに寝られてなくて、舘さんのあくびを見てるとあくびが移りそうになる。
それがなんか少し恥ずかしくて、目線をずらして奥歯を噛み締めてあくびが出ないように耐える。
撮影開始までまだ時間があるため、手持ち無沙汰の俺はポケットからスマホを取り出して音無しで某SNSを眺めることにした。
Snow Manは最近アカウントを作ったばかりで自分たちの曲を使っての投稿しかしていないが、そのうち色々な曲使って踊ってみたいなと思いながら色んな人たちの投稿を見る。
するとなんとなく視線を感じて、まあ楽屋には俺の他に1人しかいないからあいつだなと思って、わかっていて顔を上げないのは失礼かと思いゆっくりとそいつのほうに顔を向ける。
案の定舘さんがいつの間にか雑誌を置いて俺のほうをじっと見ていた。けれど俺が目を合わせても何も言わないので、どうした？と伝えるように首を傾げる。
彼はそれでも何も言わず、表情も変えなくて(ちょっと眉間に皺を寄せていたかもしれないけれど)、俺は痺れを切らして聞いてみることした。
「俺の顔になんかついてる？」
宮「…いや、ごめん、なんでもないよ」
「いやなんでもなくはないだろ、そんなにじっと見て」
宮「でも、これ聞いて翔太が素直に答えるとは思ってないから」
だから、いいよ。と言う斜め前の彼。
はあ？何がいいわけ？
そこまで言われたら聞かれるこっちはすげえ気になるんだけど。
良い睡眠をしていないせいか若干短気気味な心の中の俺を必死に抑えつつ、彼に言う。
「いや、聞かれないと答えるも何も無いじゃん」
宮「えー…じゃあ聞くけど、ちゃんと答えてよ」
「それは内容によるけど」
宮「じゃあ聞かない」
「いや聞けよ」
宮「わかったよ。…翔太さ、最近ちゃんと寝られてるの？」
「……は、？」
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香さん - しょっぴーのだてさんの呼び方を良太にするともっといいと思います (12月2日 20時) (
レス) @page22 id: 5b7efd0466 (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - みりぃ（緑璃）さん» ご感想ありがとうございます…！励みになります(_ _)今後も精進して参りますのでよろしくお願いいたします！ (2022年12月22日 20時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
みりぃ（緑璃）(プロフ) - テンポのいい文章が読んでてとても心地良いです。これからも更新を楽しみにしてます (2022年12月22日 17時) (レス) @page44 id: e9c37a05cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんかっけい | 作成日時：2022年12月4日 2時
