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佐「ちょいちょい、蓮さーん？大丈夫ー？」
宮「体調悪いなら照に、」
目「いい、だいじょうぶ、」
宮「…大丈夫じゃなさそうだから言ってるんだけどな」
どうやらめめの体調が悪化したらしい。
やっぱりさっきの時点で声かけときゃよかったなと反省しながら、3人のところへ近づく。
というか項垂れるレベルの体調不良って相当じゃねえ？来る前に具合悪かったなら連絡してくれればよかったのに。今めめに説教しても意味が無いからしないけれど。
俺の気配がわかったのか、舘さんがこちらを振り向いた。目線で訴えると、まるで俺の言いたいことが伝わったかのようにふるふると呆れた顔をしながら首を振った。
「おーいめめー、生きてるかー」
宮「いや声かけの仕方…(笑)」
佐「おい蓮！死ぬなぁ！お前が死ぬなら、俺も連れて行け！！」
「うるせえよお前(笑)めめ今一応病人な」
深「なに、めめどうかした？」
「あーなんか、体調悪いらしい」
深「あーやっぱりぃ？来た時からなんか変だなって思ってたんだよねえ…いわもっさんに伝えてくるわ」
目「っ、だめ…！！、ぅ、げほっ」
ぴしゃ。
ぽた、ぽた。
目「は、は、…けほっ、ぁ…」
佐「……は、？」
宮「…目黒？…目黒！！」
深「めめ！！！」
今、何が起こっているのかまったくわからない。
なに、なんだ、この、赤いの。
岩「どうしたそこ……って、は？」
ラ「え、めめ、…めめっ？めめ！！」
阿「っ、俺救急車呼ぶ！康二大丈夫？1回外出よ、あとついでに、スタッフさん呼びに行こう？」
向「ぁ、あべちゃ、…ひっぃ、ち、血が、めめ、血…！」
阿「落ち着いて康二、一旦外出よう、ね？」
周りが慌ただしく動く中、俺はその場から一歩も動けず立ち尽くしていた。
口元を抑え、荒々しい呼吸をして苦しそうにしているめめを見つめながら。
彼の口元と手と、そのすぐ下に当たる床の上に広がる真っ赤な液体。
あれは、誰がどう見ても、…あれは。
「は、っ…」
宮「…翔太？」
途端に息がしづらくなる。
目を逸らせばいいのに、めめが心配で、目が離せなくて、それが余計に呼吸困難に繋がっていく。
「、っは、は、…ひ、っ、う、はっ…ぁ、ぅ、」
宮「翔太、翔太、ゆっくり息して、すー…はー…」
深「救急車、は！？」
岩「今阿部が呼んでくるって！！めめ、しっかりしろ！！」
舘さんが俺を落ち着かせる声と、めめを囲む4人の大きな声。
そんな声をかき消すように、ドアがバンっと勢いよく開かれる音が部屋に響いた。
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香さん - しょっぴーのだてさんの呼び方を良太にするともっといいと思います (12月2日 20時) (
レス) @page22 id: 5b7efd0466 (このIDを非表示/違反報告)
さんかっけい(プロフ) - みりぃ（緑璃）さん» ご感想ありがとうございます…！励みになります(_ _)今後も精進して参りますのでよろしくお願いいたします！ (2022年12月22日 20時) (レス) id: 354f0ed835 (このIDを非表示/違反報告)
みりぃ（緑璃）(プロフ) - テンポのいい文章が読んでてとても心地良いです。これからも更新を楽しみにしてます (2022年12月22日 17時) (レス) @page44 id: e9c37a05cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんかっけい | 作成日時：2022年12月4日 2時
