ぎゅっと ページ6
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『 マネージャーに今は彼女と会ったらあかん 、って 』
消え入りそうな掠れた声。
『 不安にしてもうたやんな 、ごめんな 』
浮気とか飽きたとか、そんなことを心配した自分が情けなくなった。
だって 、こんなにも幸せだから。
「 .. ほんとだよ 、すばるくんのばか 」
『 ごめんって 』
「 どんだけ心配したと思ってんの 」
申し訳なさそうに眉尻を下げるから、サラサラのその髪に指を通して。
「 .. でも 、すばるくんの口から聞けて良かった 」
『 .. ん 』
「 ぎゅっ 、てしていい？ 」
うわー！なんて言って布団の中に潜り込めば、すばるくんの熱い体温に触れた。
おでこをくっつけて視線が重なる。
『 .. っん 』
私からそっとキスをすれば、目を大きく見開いたすばるくん。
『 おま .. うつるぞ？風邪 』
そんな心配しながら、私の腰に回した腕を自分の方にぐっと寄せた。
耳にかかる息が熱くて溶けちゃいそうになる。
『 .. 煽ってるん？ 』
心臓がドキドキうるさい。
首を横に振れば、ふっと小さく笑った。
『 .. 自覚なしか 』
私の後頭部を押さえて、何度も角度を変えて降ってくるキス。
熱くて、愛しくて、涙が出そうだ。
「 .. っは 、」
『 俺が男なん 、分かってるよな？ 』
一瞬真剣な目をしてから、ふにゃりと優しく笑った。
『 .. 風邪治ったら 、な？ 』
私の髪の毛を撫でて、前髪をかき分けておでこにキスをする。
心のモヤモヤがすーっと消えて無くなっていった。
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東郷征(プロフ) - この小説の更新を心よりお待ちしております (2018年6月17日 10時) (
レス) id: a384d12671 (このIDを非表示/違反報告)
東郷征(プロフ) - お知らせ拝見いたしました。今日この素晴らしい小説に出会ってすばるくんへの愛情をとても感じました。私も脱退の事でまだ整理はついてないですが大好きな人が頑張ろうとしてるなら応援したいと思いました！作者様、私達読者はいつまでも待っております (2018年6月17日 10時) (レス) id: a384d12671 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - コメント読みました。正直にすごく嬉しいです。私がきゃりーさんの立場ならって考えると言葉にならないくらいに辛いから。大好きなお話なのですごくすごく嬉しいです。無理なさらずに。いつまでも待ってます。 (2018年5月6日 22時) (レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)
一波(プロフ) - すごくいいです!好きですー(^^)続き楽しみにしてます。 (2018年4月7日 23時) (レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃりー
| 作成日時：2018年3月20日 22時
