レッスン87【ht】 ページ47
「さっ…むい!!」
「今年は随分と冷え込むよね」
外に出た瞬間、寒風が私たち2人の頬を
撫でた。
思わず顔を覆いたくなるような寒さだ。
「こんな寒いのに買い出し行かせるとか
頭可笑しいんじゃないの!?」
「仕方ないよ、ウチには食いしん坊が
居るんだから」
「くっそぉ…あの食害野郎…!!」
誰とは言わないが、誰かさんのせいで
ウチの食費は激しいため
買い出しに行ってもあっという間に
食庫は空になってしまう。
そんな時、大体買い出しに行かされるのは
私とひとらんの2人…所謂雑用係。
「私はともかく、らんらんは暇人じゃ
ないんだから!雑用任せないで欲しいよね!!」
「まぁまぁ、これも息抜きだと思えば…」
な、なんて心の広い…いやもう心が広いとか
そんなレベルじゃない…もはや仏だよ…!!
こんなお嫁さんが欲しいもんだなぁ!!
「…A、すっごく今更なこと聞くけど」
「んー、なにー?」
「…なんでそんな薄着で来たの??」
「私も鍛えてますから、これくらい
平気…っぐしぇぇい!!」
私の応答に対し「可愛くないクシャミ…」
なんて呟く彼は、マフラーと手袋着用。
しかし私はコート1枚のみ…はっきり言って
馬鹿だなぁと自分でも思う。
「うぅ〜…凍え死にそう……」
「ほら、風邪ひいちゃう」
そう言って彼は、自分の着用していた
マフラーを私の首に巻いてくれた。
そのマフラーからは、彼の温もりを感じる。
そしてポケットに突っ込んでいた私の手を
取り、ぎゅう、と握りしめた。
「…これで少しは暖かくなるでしょ?」
「らんらん…いいねいいねぇ!!
イケメンだねぇ!!小説でもよくあるやつ!!」
「風邪ひかれても困るから、ただそれだけ」
「はえ…やっさし〜!!」
恥ずかしいのか、彼は私と目を合わせようと
せず、ずっとそっぽを向いている。
はは〜ん、可愛い所もあるじゃない??
「でもこのマフラー、もうちょっと
大きかったら2人で巻けそうだね」
「…え」
「あ、でも無理か…身長差的に厳しいなぁ」
「A、」
ふと足を止めた彼の方へ振り向くと
突然私の額に小さな衝撃。
「いだっ?!へっ?なんでデコピン!!?」
「…そーゆー事、あんまり言っちゃだめだよ」
「なんでよ、私の理想なんだもん」
「はぁ…勘違いしちゃうからやめてね…?」
うん…?勘違い…??
まってまって、それって…??
─────
約1ヶ月も放置していたことに気付き
わたくし、焦っております()
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あおりん(プロフ) - Aの化身さん» 私は日々疲れているんだよ(適当) (2019年4月23日 21時) (
レス) id: d835d0636f (このIDを非表示/違反報告)
Aの化身(プロフ) - 最近更新の波に乗ってるな…そうか、疲れたか(すっとぼけ) (2019年4月21日 20時) (レス) id: dad4428741 (このIDを非表示/違反報告)
あおりん(プロフ) - はっちゃんさん» イケシマ最高だよね(自画自賛)応援ありがとー!! (2018年7月16日 14時) (レス) id: 3b5af45ab7 (このIDを非表示/違反報告)
はっちゃん - イケシマ最高だね。応援する (2018年7月16日 13時) (レス) id: 73631aae6a (このIDを非表示/違反報告)
あおりん(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえてすごく嬉しいです…!!更新頑張ります!! (2018年7月15日 18時) (レス) id: 3b5af45ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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