レッスン71【ht】 ページ31
「…ふふっ、可愛いなぁ外道丸」
外道丸は私の頬に頭を擦りつける。
どうやら私は動物に好かれやすい体質らしく
外道丸と出会ってすぐに仲良くなった。
「も〜またここに居たの??」
「あっ、らんらん!!おはよー」
「おはよ、相変わらず仲良いね」
はぁ…和む、この3ショットは和む(確信)
こーゆー家族居そうじゃない?ね??(
「そうだA、外道丸に乗ってみる??」
「え…いいの!?」
「いいよ、こんなに懐いてるなら乗っても…
振り落とされはしないだろうし」
確かに…大先生が乗ろうとしたら
吹っ飛ばされたもんな…馬って怖いなぁ(小並)
「乗る!!…乗ってもいい?外道丸」
外道丸は尻尾を振り、此方に近づいてきた。
乗ってもいいという事だろうか。
恐る恐る彼にまたがると、いつもと違う景色。
「わぁ…こんなに高いのね!!」
「空見てみなよ。この時間帯ならギリギリ
朝日見れるかもよ?」
「4時…間に合うかな、外道丸行こっ!!」
─────
早朝の澄んだ空気。
輝いている朝日。
そしてそれに照らされる私たち。
なんて…なんて綺麗な景色だろう。
こんな近くに、絶景スポットがあったなんて。
「綺麗…ここに白馬の王子様が来てくれたら
もっと最高なのに…」
「白馬に乗ってるのはAだから、ね」
「あははっ、それじゃあ来ないか〜」
鳥のさえずりと少し冷たい風の吹く音。
まるで今、
この世界には私たちしか居ないみたい。
─────
「お迎えに上がりましたよ、軍服の王子様?」
「…はは、待ってましたよ、白馬のお姫様?」
冗談混じりに言えば、
それに彼もノってくれて。
それが何だか可笑しくて、二人で
笑ってしまった。
「A、」
「ん??」
「綺麗だよ…すごく」
「…へへ、朝日に照らされてるからでしょ??」
そう言えば「違う」と彼は答えて、
「…やっぱり、他の奴に取られるのは嫌だな」
「俺、本気だから。Aの事」
「Aは俺の…俺だけのにするから」
なんでだろ、すごく、心臓が、うるさい。
それに、顔も赤くなってる気がする。
朝日のせい??…いや違う、そうじゃない。
じゃあどうして?どうしてこんなに…
ドキドキするの??
「…なーんてね、どう、キュンキュンした??」
「なッ…!!らんらんの意地悪〜!!」
悪戯だって、私に付き合ってくれてるって。
そんなの分かってる、分かってるけど。
…あんなの、本気になっちゃうよ…?
─────
05.22 ランキング126位!!
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あおりん(プロフ) - Aの化身さん» 私は日々疲れているんだよ(適当) (2019年4月23日 21時) (レス) id: d835d0636f (このIDを非表示/違反報告)
Aの化身(プロフ) - 最近更新の波に乗ってるな…そうか、疲れたか(すっとぼけ) (2019年4月21日 20時) (レス) id: dad4428741 (このIDを非表示/違反報告)
あおりん(プロフ) - はっちゃんさん» イケシマ最高だよね(自画自賛)応援ありがとー!! (2018年7月16日 14時) (レス) id: 3b5af45ab7 (このIDを非表示/違反報告)
はっちゃん - イケシマ最高だね。応援する (2018年7月16日 13時) (レス) id: 73631aae6a (このIDを非表示/違反報告)
あおりん(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえてすごく嬉しいです…!!更新頑張ります!! (2018年7月15日 18時) (レス) id: 3b5af45ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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