レッスン66【kn】 ページ25
「でね、その時ショッピくんが〜…」
「…お前最近、アイツと仲ええよな」
後輩の話しをしていれば、
不機嫌そうな顔をして呟くコネシマ。
「なによ、いいじゃない別に〜!!
だってあの後輩くん面白いし」
「いや、ぜってー俺の方がオモロいで」
「なに対抗心燃やしてんのよ…
っていうか、もしかして嫉妬してる??」
彼は肯定も否定もせず、ただ黙っているだけ。
しかし私は見逃さなかった。
ほんの僅かだが、瞳が揺らいでいたことを。
「やっぱり、嫉妬してるんでしょ〜!!
シッマとは全然話さないのに
ショッピくんとはたくさん話すの…
ヤキモチ妬いてるんでしょ!!」
きっと彼は焦って否定する。
そう思っていたが、彼から返ってきた言葉は
予想もしていない言葉だった。
「…せやで」
「…いやいやいや、えっ?ほんとに??」
「ホンマに!!Aお前…阿呆ちゃうか!?」
「えっ」
唐突に阿呆と言われ戸惑うも、
そんな隙を与えるかと言わんばかりに
彼は続けた。
「俺はな、アイツよりもお前を笑わせる
自信あるし!!アイツよりも強い自信あるし!!
それにっ…お前を、誰よりも大切やって
気持ちは!!誰にも負けへんからっ…」
「………」
「せやから…もっと俺に守られてほしい、
っていうか、その…俺の傍に居てほしいから…」
言っているうちに恥ずかしくなってきたのか
彼は徐々に声のボリュームを
小さくしていった。
「…確かに、ね」
「??」
「確かに、私が捕まった時には真っ先に
駆けつけてくれたし。
シッマがたくさん私を笑わせてくれたし。
いつもいつも、守られてばっかりで」
私の後ろには、いつも彼が＿＿＿シッマが
居てくれたから。
だから私は、ここに立って、生きている。
彼に守られていなければ
もうとっくに死んでいたかもしれない。
「これからも守ってもらいたい、けど。
守られっぱなしは嫌だから。
私はシッマの背中を守るよ、ずっと」
「…ｯ!!」
「だから、さ。
私より先に死なないでよね、私の騎士様!!」
だから今度は、私の番。
守りたいし、守られたい。
…そんなのは我儘かな??
「…ほーらっ、分かったらさっさと仕事
片付けてきなさい!!」
「うおっ!?」
力を込めて、彼の背中を押した。
「いってぇな!!」と言いつつも、
満更でもない様子。
彼の背中を見送り、
私も自室へと足を運んだ。
─────
「…なんでやねん、」
先程の彼女の言葉を思い出せば
自分の鼓動が大きく、そして速くなる。
「なんで俺よりカッコええ事言うねん…」
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あおりん(プロフ) - Aの化身さん» 私は日々疲れているんだよ(適当) (2019年4月23日 21時) (
レス) id: d835d0636f (このIDを非表示/違反報告)
Aの化身(プロフ) - 最近更新の波に乗ってるな…そうか、疲れたか(すっとぼけ) (2019年4月21日 20時) (レス) id: dad4428741 (このIDを非表示/違反報告)
あおりん(プロフ) - はっちゃんさん» イケシマ最高だよね(自画自賛)応援ありがとー!! (2018年7月16日 14時) (レス) id: 3b5af45ab7 (このIDを非表示/違反報告)
はっちゃん - イケシマ最高だね。応援する (2018年7月16日 13時) (レス) id: 73631aae6a (このIDを非表示/違反報告)
あおりん(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえてすごく嬉しいです…!!更新頑張ります!! (2018年7月15日 18時) (レス) id: 3b5af45ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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