レッスン45 ページ3
最近、幹部の皆がおかしい。
やたらと私に構ってくるし…いや、嬉しいんだけど。
あと兄さんとかペ神とかも
好きな人居る??とか、告白された事ある??とか
聞いてくるし…いや、いいんだけど。
やっぱりあれかな…
恋愛小説読んでる=恋してる
って思われてんのかな、私。
「いやいや、ありえないから!!」
たしかに、暇な時は大体小説読んでるよ?
でも恋はしてないから!!
私だって早く恋したいよ…でもさ…なんか、
居ないんだよね…そーゆー人が。
前城下行った時に
「A様は幹部様のどなたがお好きなんですか?」
って聞かれたけどさ…。
「幹部の皆は大好き、だけどね…。」
皆カッコイイし、優しいし、可愛いし()
でもほら…幼馴染から恋人になるって、
小説ではよくあるけど…なんか今の関係を
崩したくないってゆーか??
私は誰か1人を選ぶなんて事は出来ないから…
それで皆を傷つけちゃうなんて…絶対嫌。
「…皆は、恋してるのかなぁ。」
もし、恋してるのなら…私は応援したい。
したい、けど…今の関係が崩れちゃうのは…。
でも、大切な人の恋って…応援するべきだよね。
皆が幸せになってくれるのなら…私は……。
「…って、何言ってんの私!こんな重い話してる
場合じゃないでしょ!!」
そうだよ!!今日は大好きな小説の続編の
発売日だよ!?
誰よりも先に買ってやるって言ったの私じゃん!!
「も〜!!これじゃあ1番に買えないじゃん!!」
私は慌てて、自室を飛び出した。
────────────────
私がブツブツと呟いていた独り言が、
実はインカムで皆に聞かれていた…
なんて事に気づいたのは、随分後の話。
────────────────
キュンキュンってなに()
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