それはやっぱり君でした。 (ページ10)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:747 hit

＊９＊ページ10

二宮「あ、A？今、大丈夫？」

「うん、大丈夫だよ？」

泣いていたのがバレないように必死で隠してる私

何やってんだろ…

二宮「今度の日曜日あいてる？……ってA？？泣いてる…？」

「あいてるよっ！…え？泣いてない…よ？」

二宮「いやだって、なんか、うん。…どした？」

「なんで…」

二宮「ん？」

「なんで？…どうしてわかるの？」

二宮「だって、鼻声(笑)」

「あっ…」

二宮「ほら、んで、どした…？」

かずくんの声に安心したのと、かずくんからの連絡が嬉しいのとで、気持ちがぐちゃぐちゃになって、涙がどんどん溢れる

「あのね…かずくんからメール届かなくなって、ずっと寂しくて、かずくんが出てるテレビ見て、彼女でもないのに…女優さんとかに嫉妬しちゃって……ｸﾞｽﾝ」

かずくんは、うんうんって聞いてくれて

「わがままなのは分かってるんだけど…」

二宮「…ごめん、不安にさせて。そのことについても日曜日に話したいんだ。いいかな？」

もう会えないとか、言われるんだろうな…なんて思ったけど、何よりもかずくんに会えることが嬉しくて

「こっちこそ、勝手に不安になって迷惑かけてごめんね。うん。日曜日ね？わかった」

二宮「ありがと、んじゃ、またね！あっ、貝殻持ってくね！」

「うん、またね。楽しみにしてる！」

かずくんの声聞けただけで、こんなに嬉しくなって、また元気になった。
困った時、いつも助けてくれるかずくんは、

私のヒーローだ

なんてね

日曜日が待ち遠しくなった。