それはやっぱり君でした。 (ページ6)

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二宮「貝殻ってさ2枚で1つじゃん？だからこのキーホルダー持ってる人の中に必ずペアができるってわけよ。ここから先は言い伝えらしいんだけど…お互いの貝殻がピッタリ合ったふたりは結ばれるってね」

少し切ない表情を見せた二宮くんはそう言った

「へぇ、なんかロマンチック」

二宮「んで、Aが持ってるのが俺が持ってるのとそっくりだったからもしかしたら…って思って(笑)」

「二宮くんの見てみたいです」

二宮「それがゴメンなんだけど、俺今持ってないのよ。家にあんの。」

「あ、そうなんですね！大丈夫ですよ(笑)無理言ってすいません」

見たかったなぁ、なんて思ってココアを一口飲んでるとき

二宮「今度…見せてあげるよ。」

「え、今度…？」

二宮「せっかく連絡先も交換したんだし、運命的な出逢いしちゃったんだし？(笑)ククッ」

「運命的って…(笑)」

二宮「Aが言ったんでしょ？(笑)」

「あっ…//」

自分が言ったことを思い出して、恥ずかしくなってしまった

二宮「Aって面白いのね(笑)そういう子俺好き。」

「……//// 二宮くんのバカ」

二宮「かず」

「えっ？」

二宮「かずってよんで？」

「え、いやっ、でも…」

二宮「お願い、じゃないとかずくん泣いちゃうよぉ？(笑)」

意地悪な二宮くん、いや、かずくんに負けた私は

「……かっかずくん//」

二宮「くん付いてるけど、まぁいっか(笑)満足」

そう言って、にんまり笑ったかずくんに私は恋をしてしまった。