それはやっぱり君でした。 (ページ4)

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二宮くんに連れられて入ったお店は、可愛らしい内装で雰囲気も良くて気に入った

二宮「どう？この店、可愛いでしょ？俺の行きつけなの」

「…かわいい」

二宮「えっ？」

「私、こういう雰囲気のお店好きです！」

二宮「ほんと？良かった(笑)あ、何か頼む？」

メニューを渡されて、悩み抜いた私は

「じゃあ、ココアで！」

そう言うと、正面にいる二宮くんはククっと笑って

二宮「へぇ、意外と子どもだねぇ(笑)んじゃあ、俺も同じのにしよっかな」

「子どもって…すっ好きなんですもん！…って、二宮くんもココアじゃないですか」

二宮「ココア好きなんだもーん。」

すいませーんとお店の方に声をかける二宮くんを見るとデートしてるみたいで嬉しくなった。

二宮「なぁに、ニヤついてんの(笑)」

相当ニヤけてたのか、ニコニコしながら聞いてくる二宮くん

「えっあ、なんか、デートみたいだなって。その、私、体弱いせいか男の人とお店に入ったりすることないなって思って…ってぁぁあ!! 何言ってんだろ私。ごめんなさい」

二宮「いや！いいよいいよ、むしろ嬉しい。そうだ、名前聞いてなかったよね？何ていうの？」

「白咲 Aです！」

二宮「へぇ！Aっていうんだ。いい名前だね。気に入った！ Aって呼んでいい？」

「ど、どうぞ！」

二宮「あーあとさ、連絡先交換しよ？」

「えっ？」

二宮「Aと出逢えたのもきっと何かの運だし、いいでしょ？ねっ？」

「……はぃ////」

二宮くんの笑顔に負けた私は、連絡先を交換するこにした。