gr×(名前) ページ18
【A視点】
『もーなんでよりによってあんたと…』
gr「それは俺も同じや」
お化け屋敷に入る前にお互い前を見つめながらそう言い合う。
私だってほんとはトントンとかシッマとかゾムとか…まあグルッペン以外とだったら誰でもよかったのにぃ！
なんでよりによってグルッペンなんやー！
1人で叫びたくなる気持ちをぐっと堪えて隣に立っている私より少し背の高い弟を見た。
gr「はぁー、行くゾ」
『うっす…』
渋々2人で中に入る。
ほんまに、なんでグルッp((ry
「助けてくれぇ…」
『どわぁっ？！』
gr「おぉ？！」
いやお化けさん？暗いのにそんなところから急に出てきちゃダメでしょ？(震え声)
gr「おまwなんやねんどわぁってw」
『うるさいなぁ！びっくりしたの！』
クツクツと笑いを噛み殺すグルッペンを睨んだ時、急に上から何か降ってきた。
『ひぃっ！』
息を飲みながらそう漏らした瞬間、思わず足を滑らせて前のめりに倒れそうになってしまった。
あ、やばいっ！
床が徐々に近づいてきて身の危険を感じたその時、生意気なあの弟の声が耳に届いた。
gr「Aっ！」
ガシッと腕を捕まれ、そのままぐいっと引っ張られる。
『あ、ありがと…』
こいつ、こんなカッコいいこと出来るん…？
慌てたせいか少し乱れた髪を軽く整えながら「気をつけろよ」と睨まれる。
gr「やっぱ年寄りにはお化け屋敷は辛いか？」
『はぁ？！』
最後の一言がなかったらかっこよかったのに！
一瞬でもイケメンだと思った自分を殴りに行きたいわ！
gr「ハハハwまぁ気をつけるんやなw」
『だまれぇ！』
gr「ぬわっ？！お前手ぇ出すのは反則だろ！」
『うるさいっ！グルッペンが悪い！』
グルッペンに殴りかかると、あと少しで届くというところでさっとかわされた。
そしてまたもう一度グーパンを振りかざすと、グルッペンはにやりと笑みを浮かべながらまた距離をとる。
『この、逃げんなぁ！』
gr「ﾊｯ！殴れるもんなら殴ってみろ！」
そんなこんなで、私たちはお化け屋敷だということを忘れてただただ喧嘩をしていました。
＊＊
「あ、え…」←お化けだから驚かしたいが、喧嘩を始めたため困惑しているさま。
『クソっ、これでどうだ！』←右の拳を下から上に振り上げながら叫ぶ。
gr「当たるわけないだろそんなへなちょこが」←かわしつつも煽るのは忘れない。
「あのぉ、後ろが詰まっているので…」
gr/A「すいませんでした」
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猫(プロフ) - 見ててとても面白かったです。次回も楽しみです！ (2021年10月9日 18時) (
レス) @page22 id: 20fdbcd504 (このIDを非表示/違反報告)
雅空(プロフ) - ウクライナになりたい人さん» 今更ながらの返信お許しください(--;)ありがとうございますその言葉が励みです！のろまですが続ける気はあるので頑張ります…！ (2020年12月30日 17時) (レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
ウクライナになりたい人 - 更新お待ちしておりました！おかえりなさい！今回もとても面白かったです！これからも頑張ってください！ (2020年5月28日 17時) (レス) id: cdb2011533 (このIDを非表示/違反報告)
雅空(プロフ) - 桜華さん» 待っててくれたなんて(´;ω;｀)ただいまです！ありがとうございます！ (2020年5月19日 18時) (レス) id: d510202388 (このIDを非表示/違反報告)
桜華(プロフ) - わー！！更新待ってました！！！おかえりなさい〜！ (2020年5月18日 22時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅空 | 作成日時：2019年10月1日 21時
