【文スト】愛されてるあの子と愛されない私【太宰治】【中原中也】

真実 ページ20

中也視点

探偵社の前まで来ると、太宰が立っていた

大宰｢やぁ！中也、久しぶりだねぇ！



あれ？中也、背、縮んだ？｣


う ぜ ぇ

結構重要な話かと思って、探偵社に危険を犯してまで来たというのに

なんなんだこいつは

大宰｢安心しなよ。探偵社には今、私と君しか居ないからね。｣

中也｢誰もんなこたぁ聞いてねぇよ｣

すると、もう、中也はほんとに器もちいさいんだから、とかなんとかいって

本題に入った



大宰｢これを見給え｣

中也｢はぁ？なんだこれ｣

太宰から手渡された封筒

中から紙を出して見ると

信じられないものが書いてあった

魔人……

今、首領が探している人物だった



中也｢……つまり、手前らがあいつに関わると、

色々ヤバいってことで、手前らは、演技をしている……と、｣


大宰｢中也すごい、語彙力の低下だったけどそういう事｣

マジでいちいちうっせぇな此奴

中也｢で？俺にどうして欲しいんだよ｣

と、俺は聞いた








大宰｢私達が本当はAちゃんの事を嫌ってない、

ということを伝えて欲しい｣

どうせ、君のところにいるんでしょ？

と言ってきた大宰

なんでも筒抜けかよ







中也｢……気が向いたら、伝えといてやるよ｣


そんな言葉を吐き捨てて俺は

探偵社を後にした

予想外→←そういう事か

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