99.you ページ2
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見送りをしようと立ち上がれば
グッと腕を引かれソファに逆戻り。
「お見送りし、っん…」
行かないでと言いたげにキスをするテヒョン君。
膝の上の私の両手をぎゅっと握りながらしてくるそれが
なんだか可愛く思えて離れた唇を今度は私がくっつければ
嬉しそうに目を細めて何度も啄んでくる。
ー ガチャ
JK「ヌナ〜忘れ物し、あ…」
玄関に2人がいるのを忘れていた。
忘れ物というのは目線の先に見えるショッパーのことだろう。
目があったジョングク君はみるみる顔を真っ赤にさせ口をパクパクさせている。
やってしまった。
み、見られた。
玄関に2人いるのにこんなことしてる私達が悪いんだけどさ。恥ずかしすぎる。
JK「ヒョンとヌナのバカーーー!!!」
真っ赤かな顔してそう叫ぶと
ドタドタと大きな足音を鳴らして
今度こそ帰って行った。
やだなにあれ。推しが純粋。
見られて恥ずかしいと思う反面
あんなうぶな推しの姿が見れてちょっと嬉しいとか思っちゃう私はどうやら頭がおかしいらしい。
TH「ジョングガに見られちゃったね。笑」
何故か嬉しそうなんですけど。
TH「ジョングガにヤチモチ妬いたから見せつけてやった気分」
「ちょっとよくわかんないけど。
恥ずかしいとかないの?」
TH「俺はAちゃんとだったら
いつでもどこでだってできるよ?
むしろヒョン達にも見せつけてやりたいくらい」
「いやなんの罰ゲームそれ」
TH「Aちゃんは俺のなんだからね!って」
「そんなのお兄さんたちもみんな知ってるよ」
前はそんなことなかったのに、最近はメンバーたちにもよくヤキモチ妬くようになって、随分と独占欲激しめになってきておられる。
メンバーの前でキスなんてことは
どうにか勘弁して欲しいわ。
TH「ねぇAちゃん
サランのお迎えまでまだ時間あるよ?」
「うん?そうだね」
TH「抱いていい?」
いい?と聞きながらその手はすでに私を抱き上げてますけど。
「ダメって言ったら降ろしてくれるの?」
TH「ダメって言っても
ベッドにしか降ろさないけどね。
ダメって選択肢はないんだよ?
いいよって言うか、優しくしてね?の2択」
言ってることはメチャクチャなのに
スイッチが入っちゃった色っぽい表情と
囁くような低い声で言われれば
私は彼にしがみついて顔を埋めるしかなくて
そんな私を見て「んふふ」と笑うと
ちゅっ、と音を立てて髪にキスをしながら
寝室のドアを開けた。
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ツバキ(プロフ) - のさん» のさん、ただいまです(^^)!消える前のお話読んでいただいてたんですね(;_;)!私は1話書くのにすごく時間がかかってしまうので、心がやられましたm(_ _)mそう言っていただけるだけで十分有難いです!本当にありがとうございますTTなんとか書き上げれてよかったです☆ (2019年9月30日 21時) (レス) id: 8e70ef9d50 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - ZENNさん» ありがとうございます(^^)! (2019年9月30日 21時) (レス) id: 8e70ef9d50 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます(^^)なんとか完結できましたm(_ _)m (2019年9月30日 21時) (レス) id: 8e70ef9d50 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - テテLOVEさん» 色んな作品見て下さってありがとうございます!私もこれが現実だったら…と思いながら妄想を垂れ流してます笑。最後までキュンキュンしていただけましたでしょうか(°°)?また次章が出ましたらよろしくお願いします!♪ (2019年9月30日 21時) (レス) id: 8e70ef9d50 (このIDを非表示/違反報告)
の(プロフ) - この何倍も寂しく感じているのではないかと思いますが、私はそれ以上にこちらのお話の続きが読めることがとてもとても嬉しいです!!帰ってきてくださって本当にありがとうございますT-Tこれからも応援しております (2019年9月27日 2時) (レス) id: 104d75c111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツバキ | 作成日時:2019年7月17日 18時