247話 ページ13
ut「Aちゃん、コネシマのことは知っとるやろ？」
「・・・家庭の、ことね。」
まぁ、せやな。と鬱は一回煙草を吸って続ける。
ut「シッマはもう相棒みたいなもんやねん。」
ut「でもあいつ、義理堅いしいつも我慢しとって。俺らに頼らんねん。」
ut「今回も、あいつはあんなに怪我して帰って来た。」
ut「俺、無能やけど、少しは相棒の役に立ちたいねん。」
ut「でも、あいつは今回も俺に頼らんかった。」
ut「少しは俺らの事頼ってもええのに。俺、そんなに無能なんかな。」
ut「・・・なんて。柄にもないこと言ってごめんな。」
そう言って、弱く笑った鬱。
その瞳には、うっすらと涙を浮かべて。
「思うのは勝手でいいけど、自分でそんなに抱え込まなくてもいいんじゃないかな。」
「誰かに打ち明けて、心の痛みを分け合ったりしても良いと思う。それはコネシマにも言えることだけどね。」
「でもさ、鬱は無能じゃないよ。それにちゃんとコネシマのことも支えられてると思う。」
ut「俺が・・・？」
「きっと、生徒会の皆との時間や、鬱と馬鹿やってる時間が、コネシマの心の支えだったんじゃないかな。」
ut「心の、支え・・・」
「うん、だから大丈夫。鬱はしっかりコネシマの相棒してたんだよ。」
「・・・ほら、そんな顔しない！コネシマの頼れる相棒なんでしょ？」
頬に手を添え、目線を合わす。
鬱の瞳は今にも涙が零れそうで。
「・・・がんばったね。もう一人で抱え込まなくていいんだよ。」
鬱を抱きしめ、背中をぽんぽんと優しくたたいてあげる。
鬱は力なく私を抱きしめ、静かに泣いていた。
こんなこと、そういえばコネシマにもやったな。
「まったく、相棒揃って泣き虫なんだから・・・」
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ねここ(プロフ) - 莉詩奈さぁん！まだ三学期が残ってますけど頑張ります！ (2022年8月11日 21時) (
レス) id: e8ce9394a1 (このIDを非表示/違反報告)
莉詩奈(プロフ) - はぁぁぁ！！まだ続いてたー！！これで終わっちゃうんかな…？もう終わったら泣いちゃいますぅ！最後まで走り切るの頑張ってください！ (2022年8月11日 21時) (レス) @page8 id: 40cb652138 (このIDを非表示/違反報告)
ねここ(プロフ) - simaさん、ありがとうございます！今はとりあえず精一杯お話書いていくんで、頑張ります！ (2022年8月10日 14時) (レス) id: e8ce9394a1 (このIDを非表示/違反報告)
sima(プロフ) - 作者さん、simaです！１章？からここまで全部見てきました！とても楽しかったです！正直このまま終わらせずに永遠に続けてほしいんすけど流石に難いっすよね（）ネタ切れたら教えてください！リクエストバンバンします！無理せずに更新頑張ってください！ (2022年8月10日 12時) (レス) @page2 id: f89289871b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねここ | 作成日時：2022年8月9日 20時
