エピローグ2、にゃ！ ページ48
.*･ﾟ .ﾟ･*.
学校へ到着すると、みんなが私を見て叫んだり、驚き戸惑いながらも話しかけてくれたり、何故か泣いてくれる子までいた。
私が帰って来た、という事は校内に広まり、私のクラスに人が大量に押しかけてきた。
それにクラスメイト達が何とか対応してくれた。ありがたや…←
授業が始まる寸前、私は先生に呼ばれて校長室へ行くことになった。
あれかな、マスコミとかの取材かな。面倒そう…でも、授業いてもわかんないだろうな…
案の定取材で、聞かれたことにほとんど正直に答えた。ほとんど、というのは、「どこで何をしていたんですか？」という質問に何と答えればいいか解らなかったからだ。
(「記憶にないです。」って答えておいた)
柚子と雅には正直に言うけどね。
あの二人ならなんだかんだ納得してくれそう。
取材も学校も終わり、柚子と雅から、「再開記念ってことで、遊びに行こ！」とのお誘いが来た。久々に遊ぶのは本当に楽しかった。
*
私が帰って来て、しばらく経った頃。
「行ってきます！」
「行ってらっしゃい〜気をつけてね！」
今、お母さんは何でも許してくれる。
心の底から嬉しかったらしい。
そういえば、出張から帰ってきたお父さんも珍しく泣いちゃったんだよね…びっくりした。
そして私は今日、
そらるさんに会いに行くのだ。
歩いていくと、色々な思い出が浮かぶ。
この公園でそらるさんに拾われたんだ。
駅近くのライブハウスでCOFの皆さんと知り合ったんだっけ。
そらるさんの帰りが遅くて寂しかった夜もあったなぁ…
でも、ほとんどが楽しい思い出で。
とても、とても充実していた時間だった。
「…ここだ」
着いた。大きなマンション。
私は少し前まで、ここで過ごしていたんだ…
懐かしい気持ちがこみ上げる。
506…506…あった。
インターフォンを押す。
「はい」
「…お久しぶりです、そらるさん…！」
「…！ すぐ開ける」
ウィーン、という音がして扉が開いた。
エレベーターに乗り込み、五階へ。
再び扉が開くと、目の前にそらるさんがいた。
わざわざ出てきてくれたのだ。
「…また、会えましたね！」
「あぁ、また会えてよかった、A…！」
ガッと抱きしめられて、息が出来なくなる。
戸惑ってわたわたしていると、
「…今度は俺から言わせて、A」
＿＿＿ 大好き。
fine.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かやの - 文才裏山ですw最後本当に泣きました!!泣きすぎて親に引かれましたしwこれからも頑張ってください!! (2016年3月14日 21時) (
レス) id: 6860f5d402 (このIDを非表示/違反報告)
ぱちょ(プロフ) - Time(タイム(´・ω・｀))さん» 読んでくださりありがとうございました！ヽ(；▽；)ノ おぉ面白そうです…！候補に入れさせて頂きます〜！本当にありがとうございました！ (2015年12月25日 12時) (レス) id: decc77d4da (このIDを非表示/違反報告)
Time(タイム(´・ω・｀))(プロフ) - 完結おめでとうございます！楽しく見させていただいてました！番外編なんですが、そらるさんが猫になったのを見てみたいですwこれからも頑張って下さい(*´ω`*) (2015年12月24日 20時) (レス) id: bd7679f65e (このIDを非表示/違反報告)
ぱちょ(プロフ) - 白黒＠青髪うにーは天使さん» はじめまして！(*･ω･)*_ _)そうですねw 更新頑張ります…！コメントありがとうございました(´∀｀*) (2015年11月21日 23時) (レス) id: decc77d4da (このIDを非表示/違反報告)
白黒＠青髪うにーは天使(プロフ) - ぱちょ様初めまして！何時も楽しく読ませて頂いてます！更新が楽しみです(*≧∀≦*)とうとう、他の人にもばれちゃったんですね。凄い続きが気になってます！更新頑張ってください!! (2015年11月21日 22時) (レス) id: acbb76356f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぱちょ | 作成日時：2015年9月22日 11時
