90話目、にゃ！ ページ46
.*･ﾟ .ﾟ･*.
今日は街へ飛び出した。(マスクしてばれないように)そらるさんオススメのお店に行ったり、一緒にショッピングモールへ行ったり。
警備員さん的な人に「学校はどうしたの？」と聞かれたけれど、「今日、学校の創立記念日で休みなんですよ〜」と上手くそらるさんが入って誤魔化してくれた。
ゲームセンターでシューティングをしたり(あっさり負けた)、UFOキャッチャーでぬいぐるみを取ってもらったり(謎に上手かった)。
今日でお別れということなんて忘れてしまうくらい、充実した一日だった。
空が赤く染まり、陽が傾いてきた頃。
人気のない道を歩く二人。
「もう夕方か…時間が流れるのは早いな」
「あのっ…そらるさん！」
大きめの声を出したせいで、少し驚かれてしまった。けれど今はそんな事気にしない。
「…なぁに？A。」
「…そらるさん、これは言わせてください。…本当に、本当にありがとうございましたっ…！そらるさんと出会えて、凄く嬉しかった、です…！…っ、っ…！」
「…俺も、Aと会えて嬉しかったよ。こちらこそ、ありがとう…」
私はまた泣いてしまった。そらるさんも、泣き笑いのような表情だった。
一番、一番伝えたかった事。
これだけは、伝えなきゃ。
「そらるさん」
「ん？」
さっきと同じ言葉、同じ返事。
私は一度深呼吸して＿＿＿
「大好きです、そらるさん」
＿言えた。やっと、やっと言えた。
そう意識した瞬間、一気に恥ずかしさがこみ上げてきた。この場から逃げ出してしまいたい。
「…くっそ…」
そらるさんが何か呟く。顔を上げた。
そらるさんは顔が赤かったけれど、こちらをしっかり見据えて＿
「俺の台詞、とるんじゃねーよ…！」
恥ずかしそうにそう言うと、手で口を隠して俯いてしまった。一瞬何を言ったのかわからなくて、頭が回らなくて、やっと理解した瞬間、
「…！」
自然と、また涙が零れた。止まらない。なかなか止まってくれない。そらるさんは歩み寄ってくると、私の涙を指で拭いとりながら、
「俺もだよ、ばーか」
＿＿＿*
貴方に出会えて、本当によかった。
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かやの - 文才裏山ですw最後本当に泣きました!!泣きすぎて親に引かれましたしwこれからも頑張ってください!! (2016年3月14日 21時) (
レス) id: 6860f5d402 (このIDを非表示/違反報告)
ぱちょ(プロフ) - Time(タイム(´・ω・｀))さん» 読んでくださりありがとうございました！ヽ(；▽；)ノ おぉ面白そうです…！候補に入れさせて頂きます〜！本当にありがとうございました！ (2015年12月25日 12時) (レス) id: decc77d4da (このIDを非表示/違反報告)
Time(タイム(´・ω・｀))(プロフ) - 完結おめでとうございます！楽しく見させていただいてました！番外編なんですが、そらるさんが猫になったのを見てみたいですwこれからも頑張って下さい(*´ω`*) (2015年12月24日 20時) (レス) id: bd7679f65e (このIDを非表示/違反報告)
ぱちょ(プロフ) - 白黒＠青髪うにーは天使さん» はじめまして！(*･ω･)*_ _)そうですねw 更新頑張ります…！コメントありがとうございました(´∀｀*) (2015年11月21日 23時) (レス) id: decc77d4da (このIDを非表示/違反報告)
白黒＠青髪うにーは天使(プロフ) - ぱちょ様初めまして！何時も楽しく読ませて頂いてます！更新が楽しみです(*≧∀≦*)とうとう、他の人にもばれちゃったんですね。凄い続きが気になってます！更新頑張ってください!! (2015年11月21日 22時) (レス) id: acbb76356f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱちょ | 作成日時：2015年9月22日 11時
