二十四話 ページ31
それからというもの、女神は暇を見つけては彼、ウェウェコヨトルの元へと足を運んだ。
歌や踊りが好きな彼らはすっかりと意気投合し、いろんな所へと旅をした。この星のてっぺんからてっぺんまでいろんな所へ行った。
しかも冥府にまで足を運んでケルベロスにもあったらしい。
そんな各地を転々としているとある時、ウェウェコヨトルからある国に来ないか、と誘われた。
その国は東洋にある小さな島国らしく、日ノ本と言うらしい。その国には彼と仲のいい人間がおり、よく遊びに行っているらしい。
ウェウェコヨトルがその人間のところに遊びに行った時、偶然女神の事を話したところその人間が興味を持ったらしい。
女神は快諾し、人間に会うため日ノ本へと海を渡った。そこで紹介された人間は、かの有名な
安倍晴明。
安倍晴明はウェウェコヨトルに琥珀という名をつけていた。琥珀という名を本人はたいそう気に入っており、
安倍晴明に、この女神にも名をつけて欲しい、と頼んだ。
その日から女神も新しい名を気に入り、よく安倍晴明の元を訪ねるようになった。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
景「そうして、海の中の退屈な生活をしていた彼女は沢山の楽しい時間を過ごすことが出来ました。めでたしめでたし！」
貴(そう言えば元々はその安倍晴明と宮古さんの関わりについて調べる予定だったっけ……)
先程の話が嘘や作り話でなければこの情報は何か役に立つかもしれない。この場所から出れたらの話になるけどね。
貴『その女神様はその後どうなったの？』
景｢さぁねぇ。今は社もあんなにボロボロだし、女神の姿もなくなってしまったからね。｣
あ、でも＿＿
景「女神はもう探さなくていい。だって自分から見つかりに来てくれたんだもの。」
気がついた時には辺りは真っ暗だった。
それが目を塞がれていると理解するには少し時間がかかった。
景「折角私の元へ来てくださったかと思ったのに……。いい加減思い出してください。」
あれ、一人称が変わってる？
それに思い出すって何を思い出すの？
瞼の上が眩しい。
咄嗟に彼の手を振りほどこうとするも不思議なことに体がビクとも動かない。まるで金縛りにあっているようだった。
それになんだか意識が霞んでいく。
景「大丈夫です。次目覚める時は貴方の知っている場所です。今は安心して下さい。」
その言葉を最後に私は意識を手放した。
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蜜柑@俺ナー - 乱さん» ありがとうございます！！そう言って貰えると励みになります！！頑張ります！ (2019年8月22日 7時) (
レス) id: 3523517bbd (このIDを非表示/違反報告)
乱 - すっごく面白いです！！次の更新楽しみに待ってます！！頑張ってください！ (2019年8月21日 21時) (レス) id: fdbdcf4d29 (このIDを非表示/違反報告)
音梨蜜柑 - ゆきだるまさん» すみません、気が付きませんでした。ありがとうございます！これからも面白い作品を目指して頑張ります！ (2019年8月5日 12時) (レス) id: a6099e0de5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま(プロフ) - 音梨蜜柑さん» この作品、なかなか面白い展開になってきましたね。 あと、安倍晴明ですよ。漢字、間違ってます。 (2019年8月4日 10時) (レス) id: 249ba90e70 (このIDを非表示/違反報告)
音梨蜜柑 - 夜月さん» いやぁー、数学ってなんであるんでしょうね。私の学校であったテストで、テスト時間50分間なのに対して問題が52問あったんですけど?! 先生を心から恨みましたw (2019年6月27日 21時) (レス) id: a6099e0de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音梨蜜柑 x他1人 | 作成日時：2019年5月26日 13時
