おとなりさんのそらるさん。【歌 い 手】

おとなりさんその13 ページ15

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「次で終わりかなー…」

「そうですね。なんだかんだでもう24時過ぎそうですし。」

「あっという間だったね。」

「え、もうそんな時間なの？」

　
　
あれから多分10戦以上やって、時計の針は真上で重なろうとしている。
見ていたうらさかは特にうらたんの方が眠たそうにしていた。
さかたんは…まだ飲んでるから大丈夫そうだ。


　
「ホントだ、じゃあ今日は次で終わろう。」

「そうっすね。」

「オッケー！よし。勝つぞー！！」

「そうだねー」

　
マッチングしたチームには申し訳ないけど……最後は勝って終わりたいからね。
そう言って、私達はコントローラーを握り直す。
そして、マッチングして始まったバトルは……
　
　
「うっわ、何このチーム強い。」

「名前合わせてるし、チームなんだろうな。」

「だとしても負けない！」

「そうですねー」

　
いつも通り、天ちゃんが切り込んでいって、その間にnqrse君が塗っていって
こっちに来た敵はそらるさんと私で倒していく。

　
「いけー！そこや！！」

「そらるさん左！左にいる！！」

「おっけー」

　
うらさかのアシストもあり、私達優勢で進んでいくバトル。
先に取られて進んでいたかウントはもう少しで追いつこうとしているし
ここでこのまま押し切るしかない。

　
「俺スペシャル貯まったからヤグラ向かう！nqrse頑張って！」

「どうにか頑張る。」

「そらるさん大丈夫？」

「俺のとこにはまだ来てないから大丈夫…ちょっとずつ前行くわ。」

「やった、カウント逆転した！！」


　
天ちゃんが嬉しそうな声をあげる。
よし、このまま行こう…私も裏から敵陣に入ってキルを重ねていく。
ヤグラの上は今度はスペシャルが貯まったnqrse君が乗っていた。


　
「あれ、敵そんなにこなくなった？」

「あ、今裏とって倒しまくってるからかな？」

「Aそんなとこいんの！？」

「うん、だから取りこぼしはよろしくねー」

　
その後もキルしまくっていると、いつの間にかそらるさんもだいぶ前に来ていて
圧倒する形になっていた、取りこぼしも天ちゃんがしっかりキルしているし。
そうしてそのままヤグラは進み……

　
「はい、俺達の勝ち―」

「いやー、最初やばかったけど後半は楽だったね！」

「それAさんのおかげでしょ…」

「A、何キルした？」

「えっとね……15？」


　
「「すごすぎでしょ」」


　
チーム組んだ3人だけじゃなくて、うらさかにもそう言われた…解せない。

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