おとなりさんその13 ページ15
＊センラSIDE＊
予定を終えて、そわそわしながら家へと向かう。その足は意識しなくても早足でマスクで隠れてはいるが口元は笑っているだろう。男なら当然やろ、好きな女の手料理やで…？
しかも、お腹すかせてきなね、何て連絡をもらったんやで？期待しない方が無理やろ。
「でも、あいつご飯作れるんやろか。」
独り暮らしやから、それくらいはしとるやろうけど。
何分初めて家に入ったときの生活感のなさすぎる家を思い浮かべてしまうとなぁ……
「ま、大丈夫やろ。」
なんて考えていたら、いつもよりだいぶ早く家についてしまった。
行くと伝えてある時間より少し早い…が、着替えてシャワー浴びてから行こか。
「…大分、惚れてんなぁ。」
素の自分を見せても問題ないと思うどころか、知ってほしいと思うあたり
だいぶ惚れこんでいる…全部を知りたいとも思うくらいには。
「そろそろちゃんと…なぁ。」
何て考えをしながらシャワーを浴びて、外に出るよりは楽な格好に着替える。
彼女にもういけるけどと連絡を入れれば、すぐに開いてるから入ってきてと返ってくる。
「…まだ付き合ってない、まだ付き合ってないんやからな…」
理性を強く持て、と深呼吸をする。
そして、自分の家の鍵を閉めて隣に行けば…ドアを開けた途端においしそうな香りが漂った。
「うわ…めちゃくちゃうまそう。」
そのままリビングに行けば、エプロン姿で料理をしているRouge…いや、Aの姿があった。
…何やろ、この光景だけでものすごく幸せなんやけど。
「いらっしゃーい、ご飯もうできるよ。」
「ん、お邪魔しとるわ。」
「とりあえず…これもってって！」
「おん。」
そう言って渡されたのは、サラダと炒め物。
ちらりと彼女を見れば、オーブンから何かを取り出して…めちゃくちゃいい匂い。
「今日、何作ったん？」
「今日はねー…煮込みハンバーグとポトフとその2つ、デザートもあるよ。」
「へ……」
どうやら、俺の予想と裏腹に彼女はめちゃくちゃ料理ができたらしい。
しかも、俺と食べるために作ってくれた…自然と顔がにやけて耳が少し熱い。
「センラ？嫌いなのあった？」
「い、いや…レベル高くてびっくりしとった。」
「へへ、すごいでしょ。」
センラ絶対私の事料理そんなにできないって思ってそうだったから、なんて言いながら
ご飯とポトフを渡してくる彼女…ごめん、そう思ってました。
「さ、食べよ！」
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2022年6月26日 23時) (
レス) @page32 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - どぅ〜さん» 初めまして、コメントとご指摘ありがとうございます…！とても助かりました。これからもよろしくお願いします。 (2020年6月4日 12時) (レス) id: 620b29a5f9 (このIDを非表示/違反報告)
どぅ〜(プロフ) - pink catの本家はメイリアさんですよ...好きですこれからも応援してます！！！！！！！ (2020年6月4日 9時) (レス) id: 952376b9df (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - ゆのさん» ゆのさん！こちらにもコメントありがとうございます(●´ω｀●)被らないように…とうまく試行錯誤してます(笑)こちらもよろしくお願いします〜！ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - ありすちゃん?さん» 初めまして、コメントありがとうございます。全部読んでいただけてとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします〜！ (2020年4月6日 0時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紬-つむぎ- | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/-tsumugi-
作成日時：2020年3月15日 15時
