おとなりさんのセンラさん。【歌 い 手】

おとなりさんその17 ページ19

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とある筋から入手した画像の解析をしていたら、珍しくあらきさんから電話がかかってきた。
センラからリハだと聞いてはいたが、その打ち上げで飲んでるから来ないかと言われて
せっかくだし…と、着たのはいいんだけども。

　
「あらきさん、un:cさん。何かセンラ達出来上がってません？」

「あー、センラが飲みまくってめいちゃんが巻き込まれた。」

「見てて面白かったよ！」

「面白いで済むんですかこれ…」

「あー…ダメ、やばい。姉さんヘルプー」

「ったく、ほらめいちゃんお水飲んで。大丈夫？」

「センラさん、何なんですかあれ…」

「センラはあれで普通よりはお酒強いからねぇ…」

　
フラフラしながら泣きついてきた、赤い顔のめいちゃんにお水をあげながらセンラを見れば
今度はluzが付き合っているみたいだ。luzなら結構強いし大丈夫だろう……。
その様子を見てか、ウーロン茶片手にnqrseもこっちに戻ってきた。

　
「どーもRougeさん。」

「ヤッホーnqrse。大丈夫？」

「センラさんの被害は俺受けてないっすね。」

「そっか。」

　
ならまだ大丈夫かな、と思っていたら頼んでいたレモンサワーが来たから
周りと乾杯して、一気に煽る。うん、やっぱりお酒美味しいわ。

　
「Rouge！来たなら変わってやー」

「えー…まだあらきさん達と飲んでる…」

「そんなこと言わんで！！」

「えー…」

「いいよ、行ってやれRouge。」

「…はーい。」

　
あらきさんに見送られて、センラの元に向かうと完全に酔っていた。
付き合ってるluzはまだまだいけそうだけど……これはやばいんじゃないか？

　
「luz、こいつ何杯目？」

「もう…5？6？」

「センラ基準だとほろ酔いか……」

「あ…Rouge…？」

「そ、生きてる？」

「まだまだいけるで！」

　
私を視界にいれた途端に、乾杯とジョッキをこちらに向けてくるセンラ。
luzはその隙にnqrse達の方に戻っていった…え、私1人で相手するの？


　
「Rougeー…バレンタインライブ来ぃひんのー？」

「んー、だってもう出演者発表しちゃったでしょ？」

「いやや、今回一緒に出れる公演少ないやん…」

「センラは春ツアーあるんだから仕方ないでしょうに。」

「えー…」

　
酔っているのか、いつもより口が回ってないセンラ。
この状態で終わってくれればいいのだが、これ以上酔うとテンションがおかしくなるからね…
なんて、私の願いは瞬間的に消えることになるが。

　
「んじゃ、もっと飲もや！」

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