おとなりさんその35 ページ37
.
ソファーに二人、並んで座った。
あまりの展開に、私の思考回路はついていくのが精一杯です。
スマホを見れば、そらるさんやluz君、志麻さんからよく頑張ったねってメッセージが
来ていて……あとでちゃんとお礼言わないと。
「うわ、なんか電話かかってきた……もしもし？」
「まふぅぅぅ！どうやった！？」
「うわ、うるさ…さかたん…だけじゃないでしょ。そこに誰がいるの…え、浦島？」
隣のまふさんのところにはそれ以上の連絡が来ているみたい…
その間に皆さんにメッセージを返していると、どうやら私以外はまふさんが片想いをしていると
気づいていたらしく…まふさんが投稿した曲を聞いて告白するんだと理解したと
そらるさんから聞いて、ますます顔が熱くなってきました。
「あー…ちゃんと告白したよ、付き合うことになった。3人にも言っといて。じゃ。」
「…電話、切っちゃっていいんですか？」
「いいよ。切らせてもらえないし…Aをほっとくのも悪いし…嫌だし。」
「また電話なってますけど……」
「気にしない…あ、ダメだそらるさんだ。」
流石にそらるさんの電話を無視することはできないらしく、ごめんねと謝って電話に出るまふさん。
…私はそらるさんが今からまふさんに電話するって知ってたんですけどね。
「もしもし？付き合うことになったんだってー？おめでとう。」
「そらるさん…何で知ってるんですか、もしかして。」
「うん、Aちゃんから聞いたよ。やるじゃん。」
「なんで相棒の俺より先にそっちに連絡してるんですか！」
「相棒のお前に真っ先に連絡したけどAちゃんの方が早く返信来たんだけど？」
「…申し訳ありませんでした。」
「ちゃんと幸せにしろよ、んでまふまふも幸せになれよ。」
「…はい！」
何となく、最後以外は何を言われたのか分かりました。
それから少し会話をして、電話を切ったまふさんに肩を寄せられて…抱きしめられ…！？
「…まふさん…！？」
「夢、じゃないんだよね……」
「私も、夢みたいですよ。」
「いや、俺の方がそう思ってるよ。ずっと…こうやって、抱きしめたかった。」
大好き、そう言いながら抱きしめる力を少しだけ強くしてきたまふさんの背に
そっと手を回して抱きしめる…夢じゃない。まふさんと…両想いだったんだ。
「…A、顔上げて？」
「ん…！？」
顔をあげれば、視界に広がるまふさんと唇に残る感触
…すごい、幸せだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 461人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紬-つむぎ-(プロフ) - 輪廻さん» ありがとうございます〜！更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2020年3月23日 12時) (
レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - りれるさん» 初めまして、コメントありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。これkらもよろしくお願いします<m(__)m> (2020年3月23日 12時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 長文失礼しました。 (2020年3月22日 17時) (レス) id: 963d2f8943 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 鈍感なまふまふさんもしゅき………あ！コメ失礼します！応援してますね！まふくんかわゆい……尊い……有難うございます…こんな神の作品を作っていただいて……頑張って更新してくださいね！ (2020年3月22日 17時) (レス) id: 963d2f8943 (このIDを非表示/違反報告)
りれる(プロフ) - これからの展開が楽しみですね！応援してます！ (2020年3月20日 17時) (レス) id: 2ed8ca63dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紬-つむぎ- | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/-tsumugi-
作成日時：2020年3月15日 15時
