おとなりさんその29 ページ31
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「ごめんねー、うちのまふまふがご迷惑をおかけしました。」
「い、いえ…私の方こそ。そらるさんにご迷惑を…」
「俺？俺には全然かかってないから安心していいよ。」
そう言って、紅茶を口にするそらるさんはとても絵になります。
この前のお礼が言いたくて声をかけたところ、ちょうどまふさんの家に行く用があったらしく
その帰りに寄ってもらって…今、紅茶とスコーンを出しています。
「それにしても、これ見たら怒りそうだなぁ…」
「え？」
「ううん、こっちの話。それで…今日俺を呼んだのって他にも用事がある？」
「…はい。相談に乗ってほしくて。」
luz君でも良かったんだけど、なんていうかこう言ったときは年上の人の意見を聞きたい。
そんな訳で、私はそらるさんに最近の話を切り出した。
まふさんと一緒にいると、心が温かくなって安心すること。楽しいこと。
それらすべてを離した後、そらるさんは口元を緩めながら左手で自分の顔を隠していた。
「…あー…それ、俺に聞いて正解だわ。」
「そ、そらるさん…？」
「Aちゃん、誰かを好きになったことってある？」
「えっと、それは…その。」
「うん、LikeじゃなくてLoveの方。」
「…高校生くらいの時には。」
「それなら、もう自分の中で答えは出てるんじゃない？」
そらるさんにそう言われ、心の中で何かがすとんとハマったような気がした。
そうか、これは…恋なんだ。ずっと忘れていた、この気持ち。
「…まふさんが…好き……」
「おーい？顔赤いよ？大丈夫？」
「あ、え、いや、はい…」
「いいじゃん、まふまふのこと好きって分かったわけだし。」
「え、いや、でもこれから…」
「告白する？」
「い、いや、それはその……」
まふさんを好きって言うのも勇気がいるけど、この気持ちを伝えると
彼の活動に、支障をきたさないか…とか、そもそも実らないんじゃないかという気持ちが強くなる。
そんな私を見て、優しく私を呼ぶ声が聞こえてきた。
「大丈夫だよ。まふまふはそんなに弱い奴じゃない。」
「え…」
「全部ぶつけたって、応えてくれるから大丈夫だよ。」
「…はい。」
「…似た者同士、か。」
「え？」
「ううん、何でもないよ。」
どうやって伝えようか……そうだ、その為に音楽がある。
想いをすべて詰め込んで、曲を作ってみよう。
「そらるさん。」
「ん？」
「ありがとうございました。」
「いーえ、叶うといいね。」
「はい！」
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紬-つむぎ-(プロフ) - 輪廻さん» ありがとうございます〜！更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2020年3月23日 12時) (
レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
紬-つむぎ-(プロフ) - りれるさん» 初めまして、コメントありがとうございます。そう言っていただけてとても嬉しいです。これkらもよろしくお願いします<m(__)m> (2020年3月23日 12時) (レス) id: 2363fe1fb7 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 長文失礼しました。 (2020年3月22日 17時) (レス) id: 963d2f8943 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻(プロフ) - 鈍感なまふまふさんもしゅき………あ！コメ失礼します！応援してますね！まふくんかわゆい……尊い……有難うございます…こんな神の作品を作っていただいて……頑張って更新してくださいね！ (2020年3月22日 17時) (レス) id: 963d2f8943 (このIDを非表示/違反報告)
りれる(プロフ) - これからの展開が楽しみですね！応援してます！ (2020年3月20日 17時) (レス) id: 2ed8ca63dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紬-つむぎ- | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/-tsumugi-
作成日時：2020年3月15日 15時
