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15.じゃあ ページ16

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「よし、じゃあみんなに紹介しますね」

『……え?!』


そんな言葉に、さっきまでの和やかな空気なんてあっという間にどこかへ行ってしまった。


「え、ダメ?」

もう既に靴を脱いで中に入ろうとしているマサくんが、きょとんとした顔でこちらを振り返った。


『いや、だって……みんなって、』

「さっきAさんが会ったザカオとシルクと、今日はあとモトキがいるから」

『紹介って、』

「さっきシルクに紹介しろよって言われたし。これ量多いし、俺の分だけじゃないんでしょ?」


そう言ってマサくんはわたしが渡した紙袋の中を覗いた。


『…最初はマサくんの分だけって思ったけど、ザカオくんが来て、マサくんのこと知って、もしかしたらメンバーが集まってるのかなって思って…』

「だろ?だからほら、貰うだけじゃ悪いし、みんなにちゃんと紹介するから。今まではAさん、俺らのこと知らないかもって思ってたからアレだったけどもう知ってるって分かってるし、これからもメンバーと鉢合わせるかもしれないでしょ?」

『まぁそうだけど、』

「…ダメ?」


そうやって可愛く聞くのはずるい。


『ダメじゃないけど…、緊張するし、』

「え、そこ?」

『だって有名人じゃん…!』

「いや、俺もそのメンバーなんですけど(笑)」

『マサくんにだってちょっと今緊張してるよ?でもマサくんはもうマサくんだから。でも他の人たちは…』

「緊張しなくていいから(笑)お隣さんの友達に挨拶するだけ。ほら、うるさくしてAさんに迷惑かかることあるかもしれないし。」

『お隣さんの友達…』

「そうそう。てか俺らいっつもうるさいし、俺んちでも結構騒ぎながら撮影とかしてたけど、今までうるさくなかった?」

『言われてみれば…、全然。』

「あー、じゃあタイミングがたまたまよかったのかなー。ほらどーぞ。入ってください(笑)」


マサくんに玄関に入るよう促され、わたしが1歩踏み入れると玄関のドアは閉まった。


『待ってマサくん、緊張してきた…』

「だから何でだよ(笑)緊張するなら俺にもしてって(笑)」

『えぇー…?』

「あいつら待ってるから。多分Aさんのこと気になって仕方ないよ、シルクとか」

『家来ちゃったし、変に誤解させてるかな?』

「そうかもね(笑)だから、ちゃんと紹介させて?」

『……はい』

「はは、はい(笑)」


渋々返事をしたわたしに、笑顔で真似したマサくんに腕を引かれ、彼らがいるであろう部屋へ向かった。



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まる(プロフ) - いちごだいふくさん» 嬉しすぎるお言葉ありがとうございます(;_;)こらからも頑張るのでよかったらまた来てください★ (2018年12月5日 20時) (レス) id: 8f13031ebc (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - すっごい面白いし夢主ちゃんのキャラよきです、、!!これからも頑張ってください! (2018年12月5日 14時) (レス) id: 0069fa8620 (このIDを非表示/違反報告)
omame790(プロフ) - 優夕花さん» コメントありがとうございます!初コメとても嬉しいです(;_;)ぜひこれからも読んでやってください★ (2018年12月4日 21時) (レス) id: 8f13031ebc (このIDを非表示/違反報告)
優夕花 - すごく面白い!!これからも楽しみにしてます!! (2018年12月2日 14時) (レス) id: 2afc75a520 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おまめ | 作成日時:2018年10月14日 1時

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