ご機嫌天気予報

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私の反対側、隆二にヘルプを求めるも


わからないって口パクで言ってきた。









晴れの広臣、案外可愛いのに。









でもこれは、曇り...かな？








曇りの広臣は、何だかいじけてる。



いじけてると言うか、不機嫌そのもの。



一番可愛いのは曇りの天気。



なんだか子供みたいに拗ねてる様子は、女の人特有の母性本能をくすぐる。






だけど同時に、寂しさも襲ってくる。








『どしたの広臣？』






そう聞いたって完全無視









現場についてヘアセットをしようが目も合わない。

いつもだったら目あった瞬間笑うのに。









それもそれで私の心臓ヤバいんだけど
なんだかやっぱり、ちょっぴり寂しい。









全員のヘアメイク中にもため息ばっかりついちゃって、最後には皆から心配されちゃう私。





原因は広臣だろうなって察してくれてるのか、何も聞いてはこないけど。






'









メンバーの準備が全部終わって
少し和みモードになっていたとき、



_______お願いしまーす!





という声がかかった。








今からは雑誌の撮影だから、頻繁に髪の毛直さなきゃだし変えなきゃいけない。








『頑張って!』







どれだけ広臣のご機嫌が曇りだろうが、これだけは絶対言う私






今は、広臣だけじゃなくて自分にも。




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