ご機嫌天気予報

▽小さな優しさ ページ34

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あまりにも寝れなさすぎて

ついにベッドサイドに置いてあった携帯に手を伸ばす。




こうなったらもう、寝れない。







携帯の眩しい光で目が余計に冴えて

一層寝れなくなる。







そんなこと分かってるのに、

分かってるのにしちゃう私。









...だって暇なんだもん。


寝れないんだもん。









誰に言うわけでもなければ、

自分に言っているわけでもない。



そんなことをしながら、新しく来ていたLINEに返信をする。









その動作でさえもめんどくさいな、とか思っちゃったり。




私ってばどれだけめんどくさがり屋なのか。





自分でもあきれちゃう。








そう言えば広臣もめんどくさがり屋。




何かちょっとでも難しいこと



例えば、そこのワックスとそこのワックスを2:3で混ぜて毛先だけにつけて。





とかお願いすると



「...無理。めんどくさい。2:3とか意味分かんねぇし」







とワックスをポイ、と投げ出す。









私からしたら簡単すぎることでも、

広臣にとっては"めんどくさい"の領域に入るらしい。









私達二人は

めんどくさがり屋カップルなのかな?笑









でも本当にそれぐらい

めんどくさがり屋なの。






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