ご機嫌天気予報

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舞台裏で私を見つけるなり、


「Aー」




って真正面から抱きついてきた。







とても、カメラの反対側をキュンキュンさせていた当事者とは思えない。







『どーしたの広臣』







広臣の甘い香りが私の頭を支配しているのを必死で食い止めて、何とか受け止める。









私の首もとに顔をきゅーって埋めるその仕草。その甘えよう。








これは、晴れだ。









ご機嫌天気予報、晴れに更新されました。









端からみたらブルーな感じ


でも、私から見たらここから甘くなっていく広臣の姿が目に見えてる。









「Aー。俺を癒して」









ほら。甘えてきた。









『何々。どうしたの？』









真正面から抱きつかれたままちょっと移動して、周りの人からは見にくい位置に。






「何かAが恋しくなったの」









何よそのデレようは。

さっきのスイッチどこいったの。







て言うよりAが恋しくなったってどれだけ嬉しいセリフ言ってくれるの。









そんなときはこちらも素直になりましょう





『広臣かっこよかった』





何の恥じらいもなくするっと出てきたその言葉。






「ふふっ。好きA」









更に広臣を甘くしてしまったようです。







私は溶けずにいられるのかな？









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