ご機嫌天気予報

▽おひさまは何処に ページ14

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シャワーを浴びて、いつも広臣の家に置いてある自分の服を着ていく。


下着は、常にバッグに入れてる。






また、昨日の今日みたいなコトしたときに下着で困った私は

学習したのだ。




下着を常にバッグに入れておくということを。



だって広臣の場合

いつ雲が出てきて、いつ雷が落ちるか分からないから。







バスルームでちゃちゃっと着替えて、
ふとすっぴんの顔を鏡で見る。





相変わらず変なか...



え。ちょ、ちょい







うなじにガッツリとついているこの紅い花は...。もしや。





『ひーろーおみ!』





んー？って遠くから聞こえてから、ちょっと来て!と呼ぶ





しばらくして
足音が聞こえたあとに広臣が顔を覗かせた。




『こ、これ!』





うなじにある、その花を指差しながら言う





「あは笑 気づかれちゃった?そうだよ。キスマーク」




き、きききキスマークとか!




絶対これわざと。絶対に。


だって
ここに置いてる服がどんなのか広臣知ってるはずだし!




『わざとでしょ!』


「そうだけど?」




澄まし顔をしながら、普通に私を後ろから包んでくる。






『そうだけどじゃない!もう!』


「そんな反応するだろうなーって思いながらつけた♪」







嬉しい?


なんて鏡越しに聞かれても、口を開けることしか出来ません。



だって!こんなのつけてどうどうと仕事行ったら、いかにもヤ って来ました感出るじゃん!





消そうにもレモンなんてないだろうし
コンシーラーだってないよね...。







さっきベッドの中で私が出会ったおひさまはどこに。






はぁっ。






やっぱり最後は、快晴にたどり着くんだね。広臣は。






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