3匹：キヨと名乗る男 ページ4
ミーン…ミーン…
蝉の声がうるさくて起きてしまった。
私の部屋はクーラーキンキンなので安眠できた。
『お母さんとお父さんいないんだっけ？』
私はゆっくりと起き上がる。
よし、今日もがんばろ。そう思って横を見たら
知らない男の人がいた
『ぁ…ぁ…ぁ…ぁ…』
恐怖で声が出ない…
いや誰だこれガチで
ってかキヨがいないし、ってか身長デケェなこいつ
ガチでどうしよ…
？「…ん？あぁ、もう朝か、おはよ〜」
『…あ、あの…』
？「？」
『誰ですか？』
？「何言ってんの？昨日雨の中で拾った黒猫のキヨだよ！
お前が名付けた名前だろ？忘れんなよ〜！主人様ったら〜！」
『警察に訴えますよ？』
キヨ？「待て待て待てって！！！これ見ろって！」
…あれ？さっきの男の人いない…
《にゃぉぉ〜…！》
『キヨ！！』
キヨを撫でた瞬間、さっきのキヨと名乗る男の人に変わっていた
私はびっくりしてすぐさま離れる
キヨ「な。言っただろ？俺人間になれんだぜ〜！！！
フゥ〜〜〜〜〜！！！！」
『…こんなことされると仕方ない信じざるを得ないね…』
キヨ「ヘヘ〜♪
そういえばお前の部屋落ち着かねぇな。ザ・アニメオタクって感じ？
気持ちわるっ」
『人の趣味を馬鹿にすると追い出すぞ』
キヨ「スイマセン。許してくださいご主人様」
キヨは土下座をしながら謝った
私はフフッと笑みがこぼれ「よろしい！」と言った
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作者名：音海 | 作成日時：2017年7月12日 20時
