気づいたら乙女ゲームのモブになっていた件【降谷零】

第３話 ページ6

急募:爆弾と出会わない方法
「野郎共！」

『はい！一人しかいねーし、なんなら女だけどな！！！』
「性別なんてどうでもいい！明日から何が解禁される！？」
『外出！！』
「そう！もちろん！！」

『遊びに行きます！！！！』

「そんなわけで必需品購入と言う名目で米花デパートへ明日！出かける！いいな！！」
『おう！！！』
謎のテンションの日野班だった。

『いやなんで私爆弾解体してんだろうね？？？』
そう☆ここは乙女ゲームと思えぬ殺人と事故にまみれた米花町☆


『曇り空ひとつないい天気！』
「デパートいったらカラオケいこーよ！」
『合点だ！』
今日はきっといいことあるわ(フラグ)

「あの服よくない？」
『いやいやあの服がトレンド。』

「お前さっきから青色の服しかみてねーじゃねーか。」
『推しカラーなんだよ、』

「なるほどよくわからん。んーやっぱりAはピンクやな。」

『やっっだよ。ヒロインの名字が似合うんじゃね？』

「あー伊達班の？あの娘かわいいよね〜」

まぁヒロインだもの。きっと濃い学校生活をおくってるにちがいない。

「ちょっとお花を摘んできますわ〜」
『私もいくですわ〜』

なんかトイレいくときってお嬢様語になるんだよね(

用を足した後、ふとトイレを出たところの隅っこに置かれた紙袋に目が行く。

「なんだろ、これ？」
『忘れ物じゃね？』

そういいながら中身を除くとそこには

『ﾋｭｯばばばばばばば爆弾だってばよ！？』

「なんですって！？」
『ふざけてる場合じゃない。あんた、解体得意？』
「そーいうの捨ててるやつに聞く言葉はそれか？？？」
『おっけー見込みなし。私が解体する。』
「まてまて。お前の方が心配だわ。」
『これでも成績は2番目よっ』
「まって初耳。」

『あんたは警察に電話と、デパートの人にこの事伝えて。避難誘導まかせた！』
「〜ｯ！もう！やってやんよ！死ぬなよ！まだカラオケいってねーしゲーセンもいってねーんだからな！！」
『ゲーセンは行きたいね！！』

爆弾を慎重に取り出してなかを開ける。
『期待はしてないけどソーイングセットもってる？』
「今からいこうってのに！持ってるよ！」
『え？ガチ？なんで？びっくり。』

「いつかイケメンにそんなの持ってきてるんだね…女の子らしい一面あるんだ…(ｲｹﾎﾞｫ)で言われるために持ってるからな！」

『マジかお前』
ソーイングセットのハサミを持ち親友と別れて爆弾解体に取りかかる。
「お前なにしてんだ？」
この声は！

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