気づいたら乙女ゲームのモブになっていた件【降谷零】

第１６話 ページ19

私は今ーー！！

どこにいるでしょうかぁー！！

SOU☆机のしたでーーーーす！
なんでそんなとこいるの？って？んなもん決まってるだろ！！兄妹！！！え？そんなもんなったことないって？秒で疎遠にしようとすんのやめて！！
じゃない、今私はみんな大好き金髪ゴリラから逃げています☆
賞金は何分後にでてくるの？？

遡ること今日の朝
『そういえば、一昨日なんで私が起きたこと知ってたの？』
「いや、偶然なり。ちょうど見舞いに来たときにてめーがおきてた。」
『えっ運命(ﾄｩﾝｸ)！？』
「照れるなよ…！」

『今日が私の命日助けてくれ。』
「話題変わるの早」
『今でも告白は後悔してるで候。』
「自覚してからがはやいんよ」
『というわけで金髪ゴリラから逃げろhardモードスタートです。』
「真顔で言うことか？？」
『でも、教場一緒じゃないし、運命の赤い糸がなかったらあわなそうだから余裕じゃねとか思ってる。』
「フラグ一級建築士がなんかいってる。」
『ひど』

『本当に私フラグ一級建築士。運命の赤い糸繋がってたわ。』
目の前にいるのは降谷零☆
ちょっとまって☆どこから☆おかしくなったの☆

「…骨は拾うぜ、親友。」
『死にに行く前提じゃねーか！』
「あ、柊…」
『親友、ご逝去遊ばせてきますわね☆』
「はは、御武運を☆」
俊足(笑)で走り去った…去ったのに！！！

「なんで逃げるんだ！！！」
『そこに道があるから！』
「なんだ、そのそこに山があるからみたいな例え！！」
元ネタわかるなんて…(ﾄｩﾝｸ)じゃねーよ、現実逃避したいだけだよ！！振られんのはわかってるの！！

現在に至ります。机の下とかすぐバレるじゃねーか！
ｶﾞﾗﾗｯ
おうまいごっと！！
金髪ゴリラだぁぁぁぁ！！アッパーかまされるか！？それとも返事か！？
目が合う
『これにはマリアナ海溝より深いわけが…』
ふわり抱きつかれる
！？
頬が赤くなるのを感じる。
どどどどどどどっらえもん！？じゃねぇ。
『どどうなされたん！？』
「なんで逃げるんだ…」
その声は寂しいさを含んだ声だった。

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