寂しいきもち（小島/）12 ページ48
(Aside)
『あ゛ぁぁっっおしり…いたいよぉぉ…っっ』
必死にお尻浮かしてけんちゃんにしがみついて
わんわん泣いた。
『ごめんなさいぃぃぃぃっ』
小島「A、そんなに寂しかったん？
Aも普段は誰かに嫌がらせとか
する奴ちゃうやんな？」
胸をとおして響いてくるいつもの優しい声に
涙が止まらなくなる。
『さみしかってん…っっだって…っっ…
けんちゃんがぁぁぁ…っっ』
小島「ごめんな」
苦笑いの声が聞こえて、
背中を優しくとんとんされた。
小島「どうしたら寂しない？」
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ』
優しい手と優しい声に涙が全然止まらへん。
小島「こんなにお尻痛したしなぁ。
何か俺にやってほしいこと聞いたるで。」
『…ぅ…っ……ぇっ…っ…っ…』
小島「落ち着いてからでええから」
優しく、背中をゆっくりさすってもらえて
しがみついて顔伏せて泣きながらも
安心して少しずつ気持ちが落ち着いていく。
お尻はジンジンして痛いけど。。。
『…けんちゃ…っ…に…っ…まいにちっ…っ迎え来てほし…っっ…それでっ…いっしょ来たいっ……っ』
小島「朝、Aの寮まで迎え行って一緒にここ来るいうこと？」
おれが頷いたら「ええよ、Aの寮に泊まってへんときも迎え行くから一緒来よ」て言うてくれた。
『…そしっ…たら…っけんちゃ…っと話せっ…るっ…やんな…っ』
小島「そうやな、そうしよ」
やっと、おれはけんちゃんの顔を見て、ニコッと笑えた。
小島「可愛いな…Aはやっぱ…」
『なに…？』
小島「そうやって笑ってられるように、俺には何でも言い？言わんと我慢してたらしんどなるやろ」
『おん…っ…』
小島「この際やから何でも言い？」
けんちゃんの膝の上に抱っこされて、
おれは、けんちゃんを取られたみたいで
寂しかったことも、
他の子たちがステージで活躍してて焦ってることも
那波くんが忙しなって遠く行くみたいで寂しいことも
小っちゃいこともずっと引っ掛かってたことも
途切れ途切れに全部全部吐き出した。
それをけんちゃんはゆっくり聞いてくれた。
小島「そんなに溜まってたんやったら寂しかったやんな」
『おん…』
頷きながらもおれは笑えてた。
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らずべりー(プロフ) - そうだったんですか!ゆっくりで大丈夫なのでまた更新されるの楽しみにしてます！！ゆっくり休んでください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: ed9e9b713f (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 体調不良など諸々あって更新できておらず楽しみにしてくださっている方には申し訳ございません。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月3日 1時
