寂しいきもち（小島/）11※ ページ47
(Aside)
ようやく手が止まっても、
まだ打たれ続けてるのと同じぐらいお尻が痛い。
ぼわっとお尻が大きくなったみたいに
感じるぐらい熱くてジンジン痛んでる。
小島「ほんまにやったアカンかったんやで。わかってるか」
『…っ…ごべんなだいぃぃ…っ』
けんちゃんの落ち着いてる声が
手を置かれた背中から体中に響いて胸が痛い。
小島「Aのこと
大事にしてくれる人はAも大事にせな。
俺だけやなくてな。
あの2人、Aが閉じ込めたのに
二言目には何て言うたか覚えてるか？
Aの気持ち代わりに言うてくれたやろ。
そういう人に嫌がらせしたアカンねん。
少しはわかるやろ、Aも。
Aにとっては年上やろけど
まだ中学生やで、あの2人も。
ひとのこと考える余裕なんてないはずやのに
優しいやろ」
『ごめっ…っなさいっっ…』
小島「俺やって、Aのこと除け者にしたり
バカにしたりしてる奴には、優しくできてへんわ、
悪いけど。
そうやない他の子らも必死やねん、
Aだけやなくて。せやから相談乗ったり
話したりするやろ。Aとの時間は
他にとってるつもりやったけど寂しかったんやったら
俺が悪かったわ。でも何を角と丸に八つ当たりしてるん？」
『…ぅっ…ぅ…っ……』
体中に後悔の波が押し寄せる。
『…っさみしかったぁぁっっ…ごめんなさいぃっっ
角くんと丸岡くんにっ…あたって…っっ
ごめんなさいぃぃぃっっっ』
小島「寂しかったからって他の子に
八つ当たりしたアカンで。俺に直接言い？
Aは俺に何も言いづらいことないやろ、別に。
そこは遠慮するな。」
『…わかっ…たぁぁ…っっごめんなさいぃ…っっ』
小島「もう絶対せえへんように、
あと5回だけお尻ぺんぺんな」
その言葉に耳を疑った。
あと5回…！？何もせんでも痛いこのお尻に…！？
『！！それは…イヤやぁぁっ…だっでっ……だっでっ…
ほんまにい゛だいのにぃぃぃぃ…っけんちゃぁぁんっ
うわぁぁぁぁぁぁんっっ』
小島「それやったら3回な」
『さんか…っ！？さんかいもイヤやってぇえ…っ』
泣いてるうちに、
大きな手が風を切った。
パンッッッパンッッッパンッッッ！！！
『っっっ！！ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ』
体が仰け反って自分でもびっくりする声が出た。
痛すぎて。
『いだいいだいいだいぃぃぃっっ』
びーびー泣いてたら、膝の上に抱っこされた。
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らずべりー(プロフ) - そうだったんですか!ゆっくりで大丈夫なのでまた更新されるの楽しみにしてます！！ゆっくり休んでください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: ed9e9b713f (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 体調不良など諸々あって更新できておらず楽しみにしてくださっている方には申し訳ございません。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月3日 1時
