寂しいきもち（小島/）7 ページ43
(Aside)
角くんと丸岡くんをようわからへんとこに
閉じ込めてしまったら、
それだけでも心が苦しくなったし
けんちゃんにも怒られた。
朝から全然気持ちが晴れへんし、
公演前、モヤモヤするし重い気持ちが
体も重くする。
誠也「空野、まだ元気ないやん。
小島に「寂しい」て言えたんか？」
『……』
誠也くんを見上げて、何て言うたらええかわからへん。
小島「Aと、終わったら話すことにしてるんで
大丈夫です」
普段通りみたいなトーンで誠也くんに
けんちゃんが言うた。
誠也「それやったらよかったな」
良いことない。
ええ話やないもん。
それでも、けんちゃんの言うたとおり、
本番は本番やからちゃんとやった。
終わったあとは、
今日は誰がけんちゃんのとこ来るとか
何も気にせんでええのに、
ホンマに気が重い。
楽屋に戻ったら、
正門くんは「俺、先帰るな」って
短く言うて帰ってった。
正門くんが帰ったら、
けんちゃんが、いつもは開けてある楽屋のドアを閉めた。
小島「A、そこ座り」
おれが正座したら、おれの前にけんちゃんが座った。
小島「今日のはなんやったん？」
『………』
何やったんか自分でもようわからへん。
小島「丸ちゃんと角に何か嫌なことされた？」
『……何もされてへん…』
小島「何もされてへんのに閉じ込めたん？
それ、下手したらいじめちゃうの？相手が先輩でも関係ないで。」
『！！…でも…っ』
小島「でも何？」
『まいにちけんちゃんとこ来るから…っとられたみたいで…イヤやってん…！』
小島「それは俺に言え。なんで丸角に嫌がらせするん？」
『嫌がらせなんか……』
小島「したで。Aやったら泣いとるやろ、いきなりあんなとこ閉じ込められたら。」
『…っでもイヤやってん…！』
小島「それやったら、またイヤや思ったらおんなじことするんか？」
『する！だってイヤやもんっっ』
もうヤケクソになって叫んだ。
『なんでおれのけんちゃん取るん！？』
小島「A、お尻出し」
『…え…？』
けんちゃんからそんなこと言われるなんて
全く思ったこともなかった。
小島「早よせえ。」
膝の上をぽんぽんと両手で叩かれて呼ばれて、
体が固まる。けんちゃんの真剣な目が痛い。
『…い…イヤや…』
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らずべりー(プロフ) - そうだったんですか!ゆっくりで大丈夫なのでまた更新されるの楽しみにしてます！！ゆっくり休んでください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: ed9e9b713f (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 体調不良など諸々あって更新できておらず楽しみにしてくださっている方には申し訳ございません。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月3日 1時
