寂しいきもち（小島/）4 ページ40
(Aside)
その日は、公演終わったら、
帰りにおれのギターを楽器屋さんに持ってくときに
正門くんが一緒に付いてきてくれた。
正門「A、落ち込んでるん？」
浮かない顔をしてたらしいおれを見て、
道を歩きながら正門くんが言った。
正門「まあ、ギター壊れたらショックやんな」
『おん…』
ショックはショックやけど、
おれの心の中はそれだけやないけど、
ギター壊れて落ち込んどる思われてたほうがええ。
正門「でも他人のギターで本番やんのも
結構キツイけど、ちゃんとやれてたやん」
『おん……そう…かな…』
正門「貸してくれた司に感謝やな」
『おん』
正門「大丈夫か、ホンマに元気ないやん」
繋いでる手をギュッとされた。
正門「具合悪いんとちゃうやんな」
『だ…大丈夫！元気や！』
正門「ホンマに？Aが静かなほうが珍しいから
心配なるわ」
『大丈夫やで、正門くん。
おれも静かなときぐらいある』
正門「具合悪いとき以外見たことないけどな笑」
楽器屋さんにギターを預けて、
なるべく早く直してもらえるようにお願いして、
その日は寮に帰った。
寮に帰ってもひとり。
今日も那波くん遅いんかな。
寝る準備して、しばらく待ってみたけど、
諦めて寝た。
翌日に楽屋に荷物置いて、
廊下に出たら誠也くんに会った。
誠也「空野、ちゃんと飯食うてる？」
『…？たべてるで。』
誠也「那波おらん日もちゃんと寝れてるんやんな？」
『寝とるよ、なんで？』
誠也「いや……空野が元気ないって正門が言うてたから、大丈夫なんかな思って」
元気ないと具合悪い思われるの、
仕方ないけど何かな。。。
『大丈夫、元気。』
誠也「……なんや言いづらいけどしんどいことあるんやったら、いつでも話聞くし、俺に言いづらいんやったら小島でも誰でもええから言い？」
別に言い辛くも何ともないけど
けんちゃんを取られとるのが嫌。。。
『……けんちゃん取られんのがイヤ……』
誠也「へ？？？何？」
『けんちゃん……他の人のとこばっかやもん…』
誠也「なんや、角とかに嫉妬しとるん？」
『……。。。』
誠也「楽屋も小島と一緒やしええやん、むしろ空野が特別扱いやん」
『でも……』
誠也「それやったら「寂しい」言うといたら小島ならいくらでも構ってくれるんやない？」
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らずべりー(プロフ) - そうだったんですか!ゆっくりで大丈夫なのでまた更新されるの楽しみにしてます！！ゆっくり休んでください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: ed9e9b713f (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 体調不良など諸々あって更新できておらず楽しみにしてくださっている方には申し訳ございません。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月3日 1時
