いつも近くに（小島/）3 ページ20
(Aside)
朝、楽屋行ったらもうけんちゃんが居た。
小島「A、おはよ」
『おはよー』
小島「ごめんな昨日、気ぃ遣って急いで帰ったんやんな？」
『ん？ちゃうよー、那波くんと約束あったから』
ホンマは話聞いてほしいのに、
取り繕って笑顔になってしまう。
小島「そうなん？昨日は那波居ったんや？よかったな」
ホンマは会うてへん。今朝も早かったし。
『おん』
小島「大丈夫か？」
『…ん？何が？』
小島「大丈夫なんやったらええけど…」
ホンマは大丈夫やない、
正直、全然気持ち切り替えられへんし
しんどい。聞いてほしい。
そう言おうかどうか迷ってここまで出かかってたら、
他の子らが3人くらい
「こじまくんー！」
って楽屋入ってきた。
小島「なんや自分の楽屋みたいに入って来んな」
言いながらけんちゃんも笑ってる。
おれもホンマはかまってほしい。
また泣きそうや。怒られた日の次の日に
泣きそうなんて、おれらしくない。
そう思って、すぐ廊下に出たら、
他の先輩から「A、あの曲もう1回合わせよ。
付き合うてくれへん？」て言われて、
今のおれにはちょうど良くて、
『はい！』
て返事して付いてった。
でもやっぱり、公演終わったあとも寂しい気持ちになった。
今日も今日で、昨日とは違う子たちの
相談に乗りに行こうとしてるけんちゃんを
廊下で呼び止めた。
『けんちゃん』
小島「ん？」
『あの…』
今日はおれの話を聞いてほしい、
言うてもし断られたらと思うと怖くて言えへん。
『あのな…あの…』
小島「なんや？どうした？」
『おなかいたい…』
とっさにそう言ってしまった。何も思いつかへんくて。
ただかまってほしくて。
小島「え…！お腹痛い？大丈夫か？」
急に心配そうな顔で顔を覗き込んできた。
『大丈夫…』
小島「お腹壊してたん？いつから？」
『わからへん…』
小島「ちょっ……楽屋で待っとってや。すぐ一緒帰るから。今日約束してた子たちに断ってくる」
『…けんちゃん行かんとって…！もう帰ろ…？』
なんでお腹痛い言うても他の子んとこ行ってしまうん…？
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らずべりー(プロフ) - そうだったんですか!ゆっくりで大丈夫なのでまた更新されるの楽しみにしてます！！ゆっくり休んでください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: ed9e9b713f (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 体調不良など諸々あって更新できておらず楽しみにしてくださっている方には申し訳ございません。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年2月3日 1時
