優しさに触れて（誠也/、正門/）12※ ページ50
(Aside)
『正門くんっっほんまにごめんなさいぃぃぃぃっ』
またお尻ぺんぺんされると思てへんかって、
お尻がジンジンして痛くて泣きながら謝った。
ほんまにお尻の下のほうがジンジンジンジンして熱い。
正門「その手、避けなさい。」
厳しい口調で言われて、おれは首を横に振った。
『イヤやっっイヤやっっ』
正門「……A。大晴に痛い思いさせたん、
俺も怒ってるで。大晴は怒らへんかったやろ。」
『…っ…っ…』
正門「ちゃんとお仕置き受けへんのやったら、
もう俺は許さへんからな。」
『ごめんなさいっ…っ…ごめんなさいぃぃぃ…っ』
怒らへんで許してくれたたいちぇの代わりに
怒ってる正門くんにそう言われて、
おれは恐る恐る手を退けた。
正門「5回我慢したら許したる。いーち。」
パンッッ！！！
『っっっっ！！！』
おしり全体が痛すぎて、涙がじわっと溢れてきた。
正門「にー。」
パンッッ！！！
『あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ』
足が勝手にバタバタする。
正門「さーん。」
パンッッ！！！
『っっふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっ』
痛すぎて、右手でお尻を隠した。
正門「……A？」
頭の上から聞こえる声が、怒ってる声で、
おれは必死に手を引っ込めた。
『ごべんなだいっっっっ』
引っ込めた手を、正門くんに押さえつけられた。
正門「よん、ご。」
パンッッ！！！パンッッ！！！
『っっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっごべんなだいぃぃぃぃっっっっもう絶対せえへんっうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ』
泣いてたら、正門くんに抱っこされた。
『うわぁぁぁぁぁぁんっっごめんなさいぃぃぃっほんまにごめんなさいぃぃぃっ』
優しく背中を大きな手に撫でられて、
涙が止まらない。
正門「もう反省したやんな？危ない言うたら聞いてな？」
『ああ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッごめんなさいぃぃっ』
真っ赤になったお尻がひりひりジンジンして痛くて、
でもぎゅっと抱きしめられてやっと少し安心する。
『ひっく…ひっく…っっ…っ』
リチャ「A、落ち着いたんやったら、
振り確認するで。」
『おんっ…っ…』
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年1月27日 12時
