A! と驚く僕の夢7 (ページ42)

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優しさに触れて（誠也/、正門/）4※ ページ42

(誠也side)

自分が大晴を怪我させた現実をたぶん受け入れられんと
ただただ泣いてるA。

誠也「A。何をしたん？」

泣いてるAの前に立って、
何をしてたんかとりあえず言わせる。

那波「さっき、……」

誠也「那波からはさっき聞いた。
Aに聞いとんねん。」

那波「！！」

『…っ……っ…』
Aは涙でぐしゃぐしゃの顔で泣きじゃくって
声も発せへん。

誠也「A。泣いててもアカンで。
もう大晴は怪我したんやから。
たぶん、今日の収録は踊れへんのとちゃう？」

『！！』
泣きながらのAとやっと目が合った。

誠也「何をしとったか言え」

『…ひっく…ひっく……』
手で涙を拭いながらやっと口を開いた。
『…だれも…っおらんからやろって…っ…おれが…っ
言うて…っ…台車にっ…っ那波くん乗せてっ走ったっ…
そしたらな…っ…たいちぇが出てきっ…ぇっ…っ…
…ぶつかって…っ…那波くんも飛んでって…っ…
たいちぇにっ…っぶつかった…っ』

正門「台車で遊んだアカンって、
危ないてさっき言うたばっかやったやんな？」

『…ごめんなさいっ…っ…っ…
…大丈夫やと…っ思ってぇ…っっ…っ…』

誠也「…何をしとんねん。」

『…っごめんなさいぃぃ…っ…』
心底後悔してる顔してる。

こんだけ後悔しとったら
もうおんなじことはさすがにせえへんやろけど、
何もなしで許してもAはずっと落ち込みそう。

(正門side)

誠也「正門に「危ない」言われとったいたずらして
大晴に怪我させたんやから、お仕置き覚悟してるやんな」

俺の前で小さい背中がビクッッとした那波と違って、
Aは何も反応する間もなく
あっという間に、椅子に座った誠也くんの膝の上に
素早く
引き倒されて一気にズボンもパンツも膝まで下ろされて、

パァンッッッッッ！！！

とAの手足が反射的に跳ね上がるくらい
勢いよくお尻を叩かれた。

『っっっ！！！』