A! と驚く僕の夢7 (ページ11)

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甘えさせたいとき（誠也/）6 ページ11

(小島side)

誠也「それやったらええよ。お仕置き終わりやな」
ほんのりピンク色に染まったAのお尻を
ズボンを上げてしまって、
誠也くんは簡単にAを抱き上げて、
膝の上に向かい合わせに抱っこした。

『うわぁぁぁぁぁぁんっっごめんなさいぃぃぃっっ』

俺の脅しが効きすぎて、
たぶんだいぶ軽めのお仕置きやったけど
Aは大泣きで誠也くんにしがみついてる。

誠也「もうええよ。今日から約束守れるやんな」

『おんっ…っ…っわぁぁぁぁぁぁんっっ…』

誠也くんにギュッと抱きしめられて、
背中を優しくポンポンされて、
Aは甘え泣きになった。
『…うぇぇぇぇぇぇんっっ…っ…おしりぺんぺんいたかったぁぁぁ…っ』

ドアがガチャ、と開いて、
まっさんが入ってきた。
正門「うおっっ……いきなり泣いてるやん、A、何をやらかしたん」
言うたあとに「おはようございます〜」て。

小島「夜中までギター練習してて学校遅刻してん」

正門「ようやるなぁ。ほどほどにしとき、無理やろけど」

やっぱ無理やとまっさんも思ってるんや(笑)

『…ひっく…ひっく……っ…っ…』

誠也「落ち着いたか？」

『…っ……っ』
声かけられても、まだまだ甘えたいAは、
ぎゅっと誠也くんの練習着の背中を掴んで離れへん。

誠也「そろそろみんな来るで」

『おん…っ』
返事はしてるけど、
誠也くんに優しく背中をさすってもらってるまんま、
離れへんと甘えてる。

小さなAの背中をゆっくりさする手は
止めてへんから、誠也くんもAが甘える時間が
必要なんは認めてあげてる。

結局、7人揃うまでそうしてて、

そうやってもらったらAも、
すっかり回復したみたいに
いつもどおりフルパワーで稽古してた。

その翌々日、俺らの予想通り少しずつの無理が蓄積したんか
Aが熱を出した。

A本人も気づいてなくて
夜になって稽古場から帰るときに
ようやく熱測ったら高熱。