A! と驚く僕の夢7 (ページ9)

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甘えさせたいとき（誠也/）4 ページ9

(小島side)
俺も稽古場に先に着いたら、
もう誠也くんが居た。

小島「誠也くん、今日Aの学校電話してくれてありがとうございます」

誠也「それはええけど」

小島「さっきA、学校終わったみたいで、今日宿題も忘れた言うてたんで、「誠也くんに叱られるで」言うときました」

誠也「なんで俺なん？嫌や、自分で叱れや」
半分本気で誠也くんが嫌がってる今。

小島「誠也くんに叱られるで、お尻ぺんぺんされるで、てもうだいぶ脅かしてあるんでお願いします」

誠也「なんでやねん、自分でやれ」

小島「イヤです。だってA、疲れてたし寮でギター練習すんの夢中になって寝るの忘れてたなんて、叱りたないですやん」

誠也「そんなん俺も一緒や、押し付けんな笑」

小島「どうせ学校から事務所に連絡いったら怒られんの誠也くんかリチャくんかまっさんですやん」

誠也「それやから自分は関係ないみたいな顔せんといて。最近、空野が無理してたんわかってんねん、俺やって」

小島「それやったら今日はお咎めなしにします？」

誠也「それもそれでアカンねん」

そんな話をしてたら、
Aがドア開けて入ってきて、

誠也くんがもう居るのを見て
びくってしてから入ってきた。
『おはようございます…』

誠也くんから、お前のせいやみたいな顔で
俺が見られてるけど、俺のせいやない。
…と思う。

誠也「A、ランドセル置いたらこっち来い」

椅子に座ってた誠也くんがそう言うたら、
Aは急いでランドセル置いてきて
こっち来た思ったらすぐ
誠也くんの前の床に正座してる。

めちゃめちゃびびってるやん。
こっち来い言われただけでもう正座。

誠也「何か言うことあるやんな？」

『……昨日、夜、寝るの遅なって、
朝起きられへんかって、学校遅刻した……
あと、………宿題あったんも忘れてた……』
声がだんだん小さなる。

誠也「なんで寝るの遅なったん？」

『…ギターやってた…
…寝る時間過ぎたん、気づかへんくて…
気づいたら4時やって……』

4時！？それはもう朝や。