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いつもどおりが落ち着く(誠也/空野)5※ ページ10

(誠也side)

『ちゃうねん、あっちの階段、どこつながっとるか気になって…』

大晴「そんなん今やらんでええから、ホンマに」






晶哉「あ、A戻っとる」





大晴「晶哉も探してくれててんで」

小島「今、A走って入ってきて
ホワイトボードにおでこと胸バーンぶつけてん」

晶哉「何してるん?A。俺、冷やすもん借りてきます」

小島「ホンマに大丈夫なん?」

『だいじょーぶ、ちょっと痛かっただけ…』

小島「走ったアカンて。」

正門「とりあえず、時間ないから晶哉戻ってきたら始めへん?」


正門のひとことで、
すぐ佐野戻ってきて打ち合わせに入った。
空野は、額を氷嚢で冷やしながら
一応、真面目な顔で打ち合わせに参加しとる。












(Aside)

打ち合わせの前におでこぶつけて痛かったぁ。
もう、痛ないけど。


打ち合わせ終わったあと、
誠也くんが無言で近づいてきたんが見えて、

周りにまとってるオーラが怖くて
下向いて見んようにした。


誠也「A。」


最初からこの呼ばれ方のときは怒られるとき。


『はい…』
恐る恐る顔を上げて誠也くんを見上げた。

誠也「ぶつけたとこは?もう痛ないん?」

誠也くんの手を額にそっと当てられて
「たんこぶできてるやん」と静かに言われた。

『もう痛ない。』

誠也「「少し落ち着き」言うたばっかやったやん。
打ち合わせの時間無視してどっか行ったり、
廊下走った勢いのまま入ってきてぶつかったり、
何してるん?」

『…だって……』
唇を尖らして下を向く。

誠也「“だって”?Aはお尻ぺんぺんせなわからへんねんな、やっぱ」

『ちがっ……っちがうぅっ』
腕を引っ張られて立たされて、

部屋の隅っこのほうに引っ張られる。

誠也「何がちゃうねん。さっき言うただけでは聞かへんかったやろ」

ずるずる引きずられながら、
腰を引いて足を突っ張って後ろに体重かけても、
全然普通に引きずられる。
『ちゃうっ…今からできるからぁっ』

誠也「何がやねん、もう遅い。」

しゃがんでも靴底が床に擦れてキューッと鳴るだけで
部屋の隅っこまで引きずられる。
『いややっ…いややってぇっっせーやくんっ!おしりぺんぺんいややぁぁ…っ!』
泣きそうになっとるおれは
腕を引っ張り上げられてお尻を、

バチンッと叩かれた。
『ひぃっっ…!!いたいぃっっ』
左手でお尻をさすって、
ズボンの上からやのにジンジン痛い、
めっっっちゃ痛い。

いつもどおりが落ち着く(誠也/空野)6※→←いつもどおりが落ち着く(誠也/空野)4



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めぐみ(プロフ) - Xフォロリクしてくださる方、ありがとうございます、公式垢フォローしていない鍵垢からフォロリクお願い致しますm(_ _)m (1月18日 16時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - ぬまさん» はじめまして。コメントありがとうございます。6人のままだった過去の空野くんのお話も書ける元気が出たら書きたいです。Xのアカウントありますよ。シリーズ15の「リクエストについて」にXのDMのリンク貼ってあります。 (1月4日 16時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
ぬま - めぐみさんはじめまして。めぐみさんのお話すごく大好きです。これからもお話書かれますか?できればまだ6人のままのお話書いていただきたいです。あと、Xとかインスタのアカウントなどありますか?またお話読めるの楽しみにしています。 (1月4日 1時) (レス) @page49 id: 55091354e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐみ | 作成日時:2023年11月25日 22時

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