いつもどおりが落ち着く（誠也/空野）4 ページ9
(誠也side)
誠也「少し落ち着いたか？」
『おん……』
急に立ち上がらへんあたり、
さっきよりは落ち着いた気もする。
誠也「それやったらもう立ってええで」
『おん、ごめんなさい…』
しゅん、として立ち上がって
体ごとこっちを向いた空野。
誠也「さっきケータリングひっくり返しても
誰にも謝らんぐらい落ち着きなかったやろ」
『ごめんなさい…』
誠也「頼むで。少し落ち着いとき」
『はい…』
誠也「飯食うてええで」
『はいっやったー！』
ホンマに、落ち着いたんかどうか。
さっきよりはマシやけど。
『…けんちゃん、フレンチトーストとっといてくれた？』
小島「全然まだある」
『とっといてやぁ…』
小島「大丈夫やから、まだあるて」
それからしばらく経って打ち合わせの時間になった。
大晴「Aどこ行った？」
小島「さっきまでおったのにどこ行ってんっ」
大晴「打ち合わせや言うたのに」
晶哉「トイレとかおるかもしれん、見てくる」
佐野が出てったのを尻目に
こそこそ話しとる2人。
大晴「…絶対どっか行った」
小島「トイレとかちゃうな」
大晴「どこ行った？」
そんな声が聞こえてたとき、
廊下から『わー！打ち合わせ遅れるー！！』
いう大声と走っとる足音がだんだん近づいてきた。
正門「A、走ったアカン」
廊下に顔出した正門が言うたのに、
空野は走っとるまま打ち合わせの部屋に駆け込んできて、
勢い止まらず
『うわぁっっ』
バーンっ！！
と音を立ててホワイトボードに横から思っきしぶつかった。
誠也「大丈夫か！？何してんねん」
倒れそうなったボードは、
たまたま近くにおった小島が押さえて。
空野は、ホワイトボードの支柱にぶつかったらしい
額と右の胸元を押さえて
尻餅ついたみたいな姿勢で
『痛ったぁ……』
言うてる。大怪我寸前やった。
正門「大丈夫か」
リチャ「A、大丈夫か？頭打った？」
『おでこゴンなったぁ…』
正門「めちゃめちゃな勢いで走ってたもんなぁ」
リチャ「大丈夫か？クラクラせえへん？立てるか？」
『たてるぅ…』
「ホンマに大丈夫か」とそっと支えた小島の腕に掴まって立ち上がった空野は、
なんとか大丈夫そう。
おでこ赤なっとるけど。
大晴「怪我せんといてや。どこ行ってたん？」
小島「打ち合わせや言うたやんか」
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めぐみ(プロフ) - Xフォロリクしてくださる方、ありがとうございます、公式垢フォローしていない鍵垢からフォロリクお願い致しますm(_ _)m (1月18日 16時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - ぬまさん» はじめまして。コメントありがとうございます。6人のままだった過去の空野くんのお話も書ける元気が出たら書きたいです。Xのアカウントありますよ。シリーズ15の「リクエストについて」にXのDMのリンク貼ってあります。 (1月4日 16時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
ぬま - めぐみさんはじめまして。めぐみさんのお話すごく大好きです。これからもお話書かれますか？できればまだ6人のままのお話書いていただきたいです。あと、Xとかインスタのアカウントなどありますか？またお話読めるの楽しみにしています。 (1月4日 1時) (レス) @page49 id: 55091354e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年11月25日 22時
