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今は、まだ 前編 ページ47

(閲覧注意!!
大晴くんとお別れする空野くんの話です。
見たくない方、自衛してください。)



(Aside)

大晴「今日の夜、Aの寮、寄ってええ?」

たいちぇからLINEが来た。










たいちぇが、メンバーやなくなる。









そんなん、現実と思えへんかって。
日中、なんてことない顔で普通に居る自分が、
中身のおれとちがうとこで動いてるんを
ぼーっと見てるみたいな気分やった。






LINEには勿論、OKの返信をして、

夜にたいちぇが寮の部屋に来た。

大晴「この時間に来てごめんな」

『ううん、たいちぇ、泊まってってくれる?』
99%、NOなんをわかってても普段通りみたいに聞いた。

大晴「泊まられへんなぁ」
困ったような顔で笑って入ってきて、

持ってきたバッグに、たいちぇが、
机に置いてたたいちぇの筆記用具とか、
たいちぇの着替え2〜3着とか、
お風呂のあとのお手入れ用品とか歯ブラシとかを
どんどん詰めてく。



え…。え…?




『…たいちぇ、それ、全部持ってくん…?』
なかなか声が出えへんくて、
たいちぇがバッグのチャックを閉めとるときに
やっと聞いた。

大晴「おん、もう泊まり来られへんからな、しばらく。
たぶん何年かはもうAと一緒寝られへんな」
少し寂しそうに笑った顔で言われて、

それをハッキリ言われて、

おれは涙がボロボロ出てきた。
『なんでっ…っ…これからも泊まりきてや!』

大晴「来られへんよ」

『来られへんことないやんかっメンバーちゃうくてもっ』
大きな声で言いながら、
涙が止まらへん。

大晴「問題起こして辞める俺と、Aが頻繁に会うてるて週刊誌とかネットニュースとかに書かれたら、Aに迷惑かかるやろ」

『そんなん気にせえへんっ、たいちぇに来てほしいねんっ』

大晴「Aだけの問題ちゃうしな。きっとAも大きなったら、“あんとき大晴と会わんようにしといてよかった”思うとき来るって」

『そんなん来おへんっっ!…たいちぇはおれのおにいちゃんやんかぁ…っっ…なんで…っ…っ…っ…』
ぎゅっと拳を握ったおれの右手が震えてる。

大晴「お兄ちゃんやで。それは変わらへん」
その言葉は、すぐに返ってきた。
「俺もAのこと、俺の弟や思ってる。頼りならん不甲斐ない兄貴でほんまにごめんな。これからはAのファンとして応援するから」

『そんなんいややぁ…っ…ひっく…ひっく…おれっ…っ夜寝られへんときっ…ったいちぇおらんかったどうしたええんっ…っ?』

今は、まだ 中編→←なんやかんやもってかれて(リチャ/空野)6



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めぐみ(プロフ) - Xフォロリクしてくださる方、ありがとうございます、公式垢フォローしていない鍵垢からフォロリクお願い致しますm(_ _)m (1月18日 16時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - ぬまさん» はじめまして。コメントありがとうございます。6人のままだった過去の空野くんのお話も書ける元気が出たら書きたいです。Xのアカウントありますよ。シリーズ15の「リクエストについて」にXのDMのリンク貼ってあります。 (1月4日 16時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
ぬま - めぐみさんはじめまして。めぐみさんのお話すごく大好きです。これからもお話書かれますか?できればまだ6人のままのお話書いていただきたいです。あと、Xとかインスタのアカウントなどありますか?またお話読めるの楽しみにしています。 (1月4日 1時) (レス) @page49 id: 55091354e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐみ | 作成日時:2023年11月25日 22時

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