なんやかんやもってかれて(リチャ/空野)4※ ページ44
(誠也side)
『…っそれやった…っなんで…？』
誠也「もう忘れたっ」
『ふぇ…？わすれたん…？』
誠也「お前が急に泣きながら入ってくるからびっくりして忘れたわ」
撮られてる仕事以外で
にこんな顔で笑ってしまった気がする。
背中に小っちゃい両手をまわして
ぎゅっと抱きついてきとる幼い空野が
胸をあったかくする。
ごちゃごちゃな自分の気持ちを吐き出すんとは
また違うあったかさが、
空野の小っちゃい体全体から
俺の中心に広がってくみたいで、
なんでかちょっと泣きそうなって
目が潤んでしまって、隠すように
空野をぎゅっと抱きしめた。
そしたら、空野の小っちゃい手が、
背中でパタパタ動いてる。
…何？背中ぽんぽんしてくれとるん？
こんな小っちゃい空野に
なんやようわからんけど励まされとる。
でも、フツーに、『さみしかったぁぁ…っ…』
言うて空野はグズグズいうとるけど。
誠也「ごめん、頭ん中いっぱいやってん」
思い出してみたら、最近もいつもどおり
背中に空野が引っ付いてくることもあった
気ぃするけど、
特に俺から話しかけることもなかったし
誰かがそれとなく空野をどっか連れてくことも
割とあった気もする。
なんやようわからん空野のとりとめのない話も
なんとなく大事そうな話も
とりあえずその場で聞いたって、
空野も落ち着いてきた頃、
リチャ「あ、まだこんなとこ居るやん…！」
て少し呆れ気味のリチャが入ってきた。
リチャ「末澤もまだ居るし。」
そう言うたあと、空野のほうを
リチャの目線が向いた。
「Aっ、お前、門限過ぎとんのに
寮帰ってへんし電話も出えへんて
どゆことなんっ？」
『えっっ…
あ……』
空野が急に慌てた。
『さっき…かくれてたとき、
スマホさいれんとモードして、
そのまんま…わすれてた……』
リチャ「心配するやろ、アカンで。」
俺の膝の上でさっきまで
くつろいどった空野は、
「お尻出し。」て
一気にリチャに小脇に抱えられて、
お尻を丸出しにされた。
『いやぁぁっおしりぺんぺんいややっリチャくん〜！』
こっちにケツ向けとるし
慌てて足バタバタの空野が見えて俺は苦笑い。
リチャ「門限過ぎるんやった連絡せえ」
パンッッ！パンッッ！パンッッ！
普通に、当たり前みたいに
リチャの手で小っちゃいお尻覆うように叩かれて、
『うわぁぁぁんっっ！！ごめんなさいぃぃっっ』
て空野はまたわんわん泣き出した。
なんやかんやもってかれて(リチャ/空野)5※→←なんやかんやもってかれて(リチャ/空野)3
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めぐみ(プロフ) - Xフォロリクしてくださる方、ありがとうございます、公式垢フォローしていない鍵垢からフォロリクお願い致しますm(_ _)m (1月18日 16時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - ぬまさん» はじめまして。コメントありがとうございます。6人のままだった過去の空野くんのお話も書ける元気が出たら書きたいです。Xのアカウントありますよ。シリーズ15の「リクエストについて」にXのDMのリンク貼ってあります。 (1月4日 16時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
ぬま - めぐみさんはじめまして。めぐみさんのお話すごく大好きです。これからもお話書かれますか？できればまだ6人のままのお話書いていただきたいです。あと、Xとかインスタのアカウントなどありますか？またお話読めるの楽しみにしています。 (1月4日 1時) (レス) @page49 id: 55091354e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めぐみ | 作成日時：2023年11月25日 22時
