体調を崩したら（大吾/那波）12 ページ28
(那波side)
もう、それだけで、
さっきまで苦しかった胸の中が
あったかくなって、
なんか涙出てきて。
那波「…ぅっ…く…っ…ひっく…ひっく…」
大吾「よしよし。無理せんでええねんで。
熱出したんちゃうくても、ええんやから甘えて」
優しく、背中をぽん、ぽん、ぽん、…
とされて、泣きじゃくりながら大吾くんに
しがみついた。
(誠也side)
『……〜っせーやくん〜…』
廊下に、尻餅ついたみたいなまんまの格好で
泣いとる空野を拾った。
誠也「なんや、なんで泣いとるん？」
びっくりや、こんなとこで。
『…〜っ…那波くんにきらわれたぁぁっ…
「あっちいって」言われたぁぁぁ……っ』
手ぇ貸して立ち上がらしたら、
そのまましがみついてきて
泣きながら見上げてくる。
誠也「那波に？なんかしたんちゃうん？」
『やって…っ…那波くん…っ朝…おねつある言うたのに…っっ…おしりぺんぺんされてここ立ってたからぁぁ…っ「どないしたん」きいただけぇぇっっ』
それや。もう。世話焼ける。
誠也「那波は恥ずかしかったんちゃうん？
那波もう5年生やろ。
3年生の空野とちゃうんやから、
おしりぺんぺんされて
ここ立たされとるとき話しかけられたないやろ」
『そうなんっ…っ？』
誠也「それに、そんなんで嫌うような子ちゃうやろ。
那波は恥ずかしかっただけ。嫌われてへん。
泣くな。」
『…っ…ひっく…ひっく…わかったぁぁ…
よかったぁ…』
今度は安心してまた泣くやん。
『わぁぁぁん…っ』
誠也「なんやねんもう…」
しがみついて泣かれるから、
放っとくわけいかんし、
泣いとるAの頭を撫でる。
『…きらわれてへんかったんか…っ…よかった…っ』
誠也「落ち着いたか？」
『おん…っ…那波くんといっしょかえる…』
誠也「おう」
(正門side)
正門「まだ待ってるん？」
『だって…那波くんとかえりたいぃ』
正門「もうほかに誰もおらんで」
『おん』
もう、ずっと廊下でそわそわして
待ってるから、
なんや心配で、待つAに付き合う。
カチャ、とドアが開いた。
パッと反応したAが、
那波が出てくるなり、
『那波くんっさっきはごめんなさいっ』
って勢いよく頭を下げた。
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めぐみ(プロフ) - Xフォロリクしてくださる方、ありがとうございます、公式垢フォローしていない鍵垢からフォロリクお願い致しますm(_ _)m (1月18日 16時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - ぬまさん» はじめまして。コメントありがとうございます。6人のままだった過去の空野くんのお話も書ける元気が出たら書きたいです。Xのアカウントありますよ。シリーズ15の「リクエストについて」にXのDMのリンク貼ってあります。 (1月4日 16時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
ぬま - めぐみさんはじめまして。めぐみさんのお話すごく大好きです。これからもお話書かれますか？できればまだ6人のままのお話書いていただきたいです。あと、Xとかインスタのアカウントなどありますか？またお話読めるの楽しみにしています。 (1月4日 1時) (レス) @page49 id: 55091354e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年11月25日 22時
