一緒がうれしくて（誠也/空野）10 ページ46
(誠也side)
Aは、幼い泣き声で小さく何か必死に喋る。
『…せーやくんっ…っ…っいっしょにっ…』
安心させるように、
背中をとん、とん、とん、…とした。
誠也「大丈夫や、また練習するとき普通に空野にも声かけるから」
『…おんっ…っ…』
誠也「もう泣くな」
『おんっ…せーやくん……っ』
誠也「何？」
『…せーやくん……っ』
誠也「ん？」
『……………』
誠也「空野？何？」
『…………』
俺の後ろから覗き込んだリチャが、
「口開いて寝てんで。」言うてきた。
誠也「嘘やん、今の今まで喋っとったで」
リチャ「完っ全に寝とる」
言われてみれば寝息も聞こえる。
誠也「寝落ち一瞬やん」
リチャ「体力配分できてへんねんな。朝から練習しとってステージでも120％やっとったら、そら気づかんうちに一瞬で電池切れるわ」
誠也「しゃあないな」
Aを抱っこしたまま立ち上がり、
Aの荷物があるはずの
正門と小島の楽屋に運ぶ。
誠也「空野寝てんけど」
中を見たら、那波が小島の横に引っ付いて
ニコニコして待ってた。
ここで待ってたんか。
小島「わかりました、俺、おんぶしていきますわ」
立ち上がりがてら那波に小島が
「また寝てるな」言うてる。
那波「ふふ、またおしり出して寝とる」
小島「お尻出しっぱなしで帰られへんから穿かします〜」
俺の腕の中のAに
小島が器用にズボンを穿かして、
背を向けて「背中乗っけてもらえます？」
言うてきた。
Aは、小島の背中に乗せ直して
体勢が変わってもぐっすり。
誠也「あ。Aのタブレット、YouTubeの時間制限かけれるやつ掛けれたら掛けといたって」
小島「え？何のことですか？」
誠也「今日ひとりでYouTube見とったら時間忘れて遅刻してんて。親が時間制限かけるみたいな機能ついてへんかった？」
小島「ペアレンタルコントロールですか？」
誠也「なんかそんなん。」
小島「やり方とか調べてみますー」
すやすや寝とるAを小島に任せて、
楽屋を出た。
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めぐみ(プロフ) - なつきさん» コメントありがとうございます！感想いただけて嬉しいです♪空野くん可愛いって言っていただけて嬉しいです。Aぇメンバー間のやりとりが書いてて一番楽しいので、大好物なんて本当に嬉しいです！！これからも頑張って書いていきますね♪ (10月24日 3時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - いつも更新楽しみにしています♪ 空野君もすごく可愛いしAぇのメンバー間のやり取りが大好物です！笑 これからも頑張ってください！♪ (10月23日 11時) (レス) id: e139e6059b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年9月30日 10時
