検索窓
今日:27 hit、昨日:13 hit、合計:24,716 hit

一緒がうれしくて(誠也/空野)6 ページ42

(誠也side)

Aめちゃめちゃ泣いとる。
まさか、ここまで効き目あるいうか、
こんな長引いて泣かれる思てへんかって
どう収拾つけたええかわからへんかった。
さっき丈が来てくれてよかったわ。

誠也「何?ホンマはひとりでYouTube見とって遅なったん?」

『っ…ひっく…ひっく…そお…っ…っ…
那波くんおらんっ…っかって…っっ…ひとりで見とって…っっ…それでっ…』

誠也「それで、見始めたら夢中んなって時間忘れたん?」

『おん…っ…っ…』

膝の上で泣きじゃくるAの、
小っちゃな背中をとん、とん、としながらも、
小さくため息が出る。
誠也「……それやったあれや、子どものYouTube見る時間決めるやつ、大晴にでも設定してもらい?」

『なん…っ?』

誠也「親が子どものYouTube見る時間決めとくやつ。見てる途中でも30分とかで切れるようにできんねん。それやってもらい?」

『おんっ…っ』

誠也「ひとりでは、やめられへんかってんな?」

『おんっ…』

誠也「まあ、とりあえずそこはあとで何とかするとして。遅刻の理由、嘘ついたんはアカン。」

『ごめんなさいぃ…っ』

誠也「みんな心配しててんで?」

『…ごめんなさいっ…』

誠也「嘘ついた分、お仕置きやな。A、お尻出し。」

さっきは、自分から膝の上にうつ伏せに
乗ってきてお尻まで出したAが、

情けない顔で唇もふにゃ、と歪まして
こっち見とって動かへん。



まあ、いつものAに戻ったいうことで。
俺も別に傷つけたかったわけちゃうし
いつもどおりに戻ったんやったそれはそれで
ええんやけど。



待っとってAが自分から動くように
さすこともできるけど、それはさせんと、
最初から俺がAの体を
軽く持ち上げて膝の上に乗せた。

長めのTシャツを捲ったら
小っちゃい白いお尻が出てくる。

『あ…っ!やっ…っ!』
泣きそうな顔で振り返って、
Aが小っちゃい右手をお尻に乗せて
お尻隠しとる。


誠也「ん?さっきは「ぺんぺんしてぇ」言うてたやんな」
わざと言うてみた。ちょっと笑てまうけど。

振り返っとるAが瞳いっぱいに涙を溜めて
溢れさして幼い顔で見てくる。
『言うたけど…っっ…ちゃう〜〜…っっ』
めちゃくちゃな言いよう。

誠也「ちゃうんか。でも、嘘ついた分、今からお尻ぺんぺんすんで。」

一緒がうれしくて(誠也/空野)7※→←一緒がうれしくて(誠也/空野)5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

めぐみ(プロフ) - なつきさん» コメントありがとうございます!感想いただけて嬉しいです♪空野くん可愛いって言っていただけて嬉しいです。Aぇメンバー間のやりとりが書いてて一番楽しいので、大好物なんて本当に嬉しいです!!これからも頑張って書いていきますね♪ (10月24日 3時) (レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - いつも更新楽しみにしています♪ 空野君もすごく可愛いしAぇのメンバー間のやり取りが大好物です!笑 これからも頑張ってください!♪ (10月23日 11時) (レス) id: e139e6059b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めぐみ | 作成日時:2023年9月30日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。