一緒がうれしくて（誠也/空野）2 ページ38
(リチャside)
誠也「それで、みんなが心配するんも何も気にせんと「頭痛い」なんか嘘言うたんか」
『…だって…おしりぺんぺんはいややからぁ…』
拗ねたような口調のA。
誠也「それやった嘘ついてええ思ってるん？」
『だって……』
拗ねたように何も言わんA。
誠也「それやったら、……そんな嫌なんやったお尻ぺんぺんはせえへん。でもそんな嘘つくんやった俺はもう知らんで。」
『え…』
くるりとAに背を向けて座った末澤に、
後ろから近づいてAが、腕を
クイクイ引っ張った。
『え……せ、せーやくん、…せーやくんっ…！…』
おろおろして小さい声で話しかける。
誠也「知らん」
目も合わせず返事して、
立ち上がった。
『！！いややっ、「知らん」言わんといて…！せーやくん…！』
小っちゃいAが、
末澤のすぐ横にぴったりくっついて歩いて、
半べそ。立っとると大人のお腹ぐらいの位置に
Aの顔があって、座っとるより
余計に小っちゃさが際立つ。
末澤はわかりやすく返事せんと無視。
『せーやくん…！せーやくん…！』
狭い楽屋ん中を、末澤が歩く度
ちょこまかとすぐそばを付いて回って
呼びかける半泣きのA。
それでも返事してもらえへんくて。
『せ…せーやくんっ…っせーやくん〜…っ』
とうとうAがぐずぐず泣き出した。
泣きながらぴったり横に付いて
服の裾引っ張ってる。
誠也「知らん。」
『うぇぇぇぇぇんっっ！せーやくんっ…！「しらん」いややぁぁ…っ』
誠也「嘘つきは知らんで。勝手にせえ。」
『ふぇぇぇぇんっいややぁっ…ごめんなさいぃ…せーやくんっ…』
楽屋出ようとしとった末澤が一瞬振り返った。
誠也「ホンマに悪い思てるんやった泣き止め！
目ぇ冷やしとけ！もうすぐ本番や」
それだけ言われて、
『はい…！』
と泣き顔をさらに濃くしたAが
俺らの楽屋の入り口に立ち尽くす。
しゃあない。俺がフォローする羽目なるやん。
リチャ「ほら、A、ここ座り？」
『ふぇ…っ…』
泣いとるAが振り返ってこっち来て、
素直にぺたんと座った。
リチャ「泣いてんと、目ぇ冷やしとき」
洗面台でタオルを濡らしてAの目元に当てる。
『うっ…うっ…』
リチャ「まだ泣いてるやん」
目隠し状態のAの小っちゃい背中を
苦笑いで撫でる。
『な、…泣いてへん…』
リチャ「泣きやまな、目ぇ腫れるで」
『…はい…っ』
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めぐみ(プロフ) - なつきさん» コメントありがとうございます！感想いただけて嬉しいです♪空野くん可愛いって言っていただけて嬉しいです。Aぇメンバー間のやりとりが書いてて一番楽しいので、大好物なんて本当に嬉しいです！！これからも頑張って書いていきますね♪ (10月24日 3時) (
レス) id: 7e6c597a49 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - いつも更新楽しみにしています♪ 空野君もすごく可愛いしAぇのメンバー間のやり取りが大好物です！笑 これからも頑張ってください！♪ (10月23日 11時) (レス) id: e139e6059b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみ | 作成日時：2023年9月30日 10時
