A! と驚く僕の夢18

おもいこみ(晶哉/空野、誠也/空野)15※ ページ33

(誠也side)

誠也「反省せえ。」
ピシャンッピシャンッ！
『いたいよぉぉぉっいたいぃぃっっ！ごめんなさいっ…ペンペンされんでも…っっルールまもるからぁぁぁっっ』

ピシャンッピシャンッ！
『ぎゃぁぁぁぁっっせーやくんごめんなさいぃぃぃっ！！』

ピシャンッピシャンッ！
『いたいよぉぉっ！！！ひぃぃぃぃぃぃぃぃっっっ！！ごめんなさいぃぃぃぃっ』

真っ白やったお尻の下の方もほんのり赤くなって、
Aは限界みたいに泣いて
お尻モジモジして喚いとるし、
そろそろ終わりにしたるか。

誠也「もうルール破らへん？」
赤いお尻を撫でながら言う。

『っ…ひっく…ひっく…っやぶらへん〜っっ…』

誠也「仕事の現場でゲームせんと集中できるな？」

『…っできっ…るっ…っっ…ひっく…ひっく…』

誠也「それやったらあと30回で許すわ。」

『！！っっイヤぁぁぁぁぁっっごめんなさいぃぃぃぃっ！』
イヤイヤして首を横に振ってギャン泣き。

誠也「嘘や。30は嘘。さすがにそんなせえへん。」

『うわぁぁぁんっっおしりまっかっかされるおもったぁぁぁっっ』

誠也「最後1回我慢した終わりな。」

『え…！』

誠也「痛くすんで。」
空野にわかるように、
自分の右手にハァーッと息をかけると、

Aは、びぇぇぇぇぇっっ！と泣き出した。

誠也「もうルール破らへんこと。」

パァンッッ！！
さっきまでよりは少し強めに平手を振り下ろす。
『っっい゛たぁぁぁぁぁいっっうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ！！ごめんなさいぃぃぃぃっっっ』

Aの手を離したって、
挟んでた足を緩めたら、

Aは、両手でお尻さすっとる。
『…ひっく…ひっく…うわぁぁぁん…っ
…いたかったぁぁ…っっ…おしりっ…いたいぃぃ…っ…ひっく…ひっく…』

誠也「痛かったな」

そっとズボンを上げたったら、
『うわぁぁぁんっっせーやくん〜っっ』
ってびーびー泣いてしがみついてきた。



リチャ「そろそろ楽屋あけなアカンで」



冷静にリチャに指摘されて、
腕の中のAの小さい背中撫でて
「ほら、帰るで」
言うたら、Aが余計に両手で
ぎゅっとしがみついてきて離れへん。

誠也「A」
促すように背中をぽんぽんしても、
無言でギュッとしがみつくだけ。

誠也「A、どないしたん？帰るで」

めちゃめちゃ小っちゃい声でAが
何か言うた。
聞き取れへん。

誠也「え？何？」

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